新刊紹介

2016.09.26 「低温環境の科学事典」刊行のお知らせ

本書は，北海道大学低温科学研究所と国立極地研究所の研究者を中心に，約150名の研究者によって執筆されています。低温の場としては，身近な大気（地表付近から超高層まで），高緯度（南極・北極），山岳地帯，海氷，深海さらには宇宙空間までを対象としています。身の周りの低温現象から地球・宇宙に至るまで，低温に関わるキーワードを広く挙げて，一般の人にもわかりやすく解説されています。

ご購入は全国書店・朝倉書店Webサイトなどでお求めください。

「低温環境の科学事典」

体裁：A4
頁数：411ページ
編集：河村 公隆, 大島 慶一郎, 小達 恒夫, 川村 賢二, 佐﨑 元, 杉山 慎, 関 宰, 高橋 晃周, 西岡 純, 原 登志彦, 福井 学, 藤吉 康志, 三寺 史夫, 宮﨑 雄三, 本山 秀明, 渡部 直樹
出版：朝倉書店

定価：11,880円（税込）

（目次）
第1章　超高層・中層大気
第2章　対流圏大気の化学
第3章　寒冷圏の海洋化学
第4章　海氷域の生物
第5章　海洋物理・海氷
第6章　永久凍土と植生
第7章　寒冷圏の微生物・動物
第8章　雪氷・アイスコア
第9章　寒冷圏から見た大気・海洋相互作用
第10章　寒冷圏の身近な気象
第11章　氷の結晶成長／宇宙における氷と物質進化

2015.11.02 「低温科学便覧」刊行のお知らせ

このたび，平成２７年１０月に低温科学研究所創立７５周年記念の一環として，当研究所が編纂した「低温科学便覧」が丸善出版株式会社から刊行されました。

「低温科学」という学問領域は物理学・化学・生物学・地球惑星科学・海洋学・植物学・気象学・環境学など広大な学問分野が連携し構成されています。その全容を詳述することは簡単ではありませんが，本便覧は低温科学に関する基礎的な事項の確認や解説を行うとともに，「低温科学」に興味をもつ学生や新たに参入を検討している研究者にも十分な指針を与えられるよう，最先端の研究成果についても紹介しています。

ご購入は全国書店・丸善出版Webサイトなどでお求めください。

「低温科学便覧」
体 裁：A5
頁 数：３８３ ページ
編：北海道大学低温科学研究所
出 版：丸善出版（株）
定価：１０，８００円（税込）

（目次）
第 I 部　序
　第1章　低温科学とは

第 II 部　氷と雪の基礎科学
　第2章　氷および雪の結晶成長
　第3章　宇宙の氷
　第4章　惑星形成過程と宇宙氷
　第5章　氷河
　第6章　氷床コア

　第 III 部　地球環境と寒冷圏科学
　第7章　南極海における海氷生成と深層水形成
　第8章　環オホーツク地域における大陸と海洋をつなぐ物質循環システム
　第9章　大気と海洋・海氷の相互作用、地球温暖化
　第10章　有機エアロゾル
　第11章　大気と陸面の相互作用
　第12章　雲科学

第IV部　生命圏の低温科学
　第13章　寒冷圏の物質循環と微生物
　第14章　昆虫の環境ストレス応答
　第15章　寒冷圏の生物地理
　第16章　低温化の光合成
　第17章　寒冷圏の植物生態

索引