お知らせ
2024.09.18 低温科学研究所がオホーツク生活文化振興財団と連携協定を締結
令和6年8月22日(木)、低温科学研究所は、紋別市の道立オホーツク流氷科学センターなどを運営する公益財団法人オホーツク生活文化振興財団と連携協定を締結しました。本協定は、これまでの協力関係をさらに深めることにより、研究成果の発信及び低温科学の啓発や地域振興等、互いの発展に寄与することを目的としています。
公益財団法人オホーツク生活文化振興財団が運営する道立オホーツク流氷科学センターは、流氷及び海洋に関する科学的知識の普及を図るとともに、流氷に象徴されるオホーツク圏の自然と生活文化に対する理解を深めることを目指し、1991年に設置され、流氷及び海洋並びに生活文化に関する資料の収集、保管、展示、調査研究、普及啓発を中心とした取り組みを行っております。
本研究所は、昭和40年に「北海道大学低温科学研究所附属流氷研究施設」(平成16年4月に低温科学研究所附属環オホーツク観測研究センターに転換)を紋別市に設置して以来、流氷が地球環境や海洋生物に及ぼす影響などをテーマに研究を行っており、昭和61年から紋別市にて毎年行われている北方圏国際シンポジウムに参画するなど、道立オホーツク流氷科学センターとはこれまでも深い繋がりがありました。
本協定により、両者の交流がますます活発に行われることが期待されます。
2023.01.18 低温科学研究所が金沢大学環日本海域環境研究センターと連携協定を締結しました
金沢大学環日本海域環境研究センターと、令和4年12月19日(月)に連携協定を締結いたしました。本協定は、これまで長年にわたり培ってきた研究協力関係を基盤として、より緊密で組織的な連携関係を構築することにより、低温科学及び環境科学分野の研究を発展させることを目的としています。
金沢大学環日本海域環境研究センターは、環日本海域から東アジアにおける自然現象と人間活動により生ずる環境問題の解決を目指し、自然計測応用研究センターを改組し、2007年(平成19年)に設立されました。2016年(平成28年)には、文部科学省の共同利用・共同研究拠点に認定され、環日本海域の有害化学物質等の動態把握の研究を展開しています。
今後は、環日本海域及び環オホーツク地域における地球科学的研究、地球温暖化や越境汚染等の環境問題、生物多様性の損失等に係る創造的・先駆的な研究拠点形成を更に構築し、双方の研究交流がますます活発に行われることが期待されます。
2021.12.16 創立80周年記念式典・国際シンポジウムを挙行しました
低温科学研究所は,創立80周年を迎えたことを記念し,令和3年11月25日(木)に創立80周年記念式典・国際シンポジウムを挙行しました。
記念式典は,福井 学低温科学研究所長の式辞から始まり,寳金清博北海道大学総長,若土正曉北海道大学名誉教授の挨拶の後,中村卓司国立極地研究所長から祝辞が述べられ,最後は古川義純北海道大学名誉教授・中谷宇吉郎雪の科学館館長から「中谷宇吉郎と低温科学研究所」と題し,低温科学研究所の創立・発展に大きく貢献された中谷宇吉郎博士の功績と,低温科学研究所の歴史をテーマとした記念講演が行われました。
記念式典終了後に行われた国際シンポジウム(ハイブリッド形式)は,低温科学研究所で行われている,寒冷圏および低温環境下における諸現象に関する研究について,その最新の成果と将来の展望について議論することを目的としました。Wilhelm Hagenブレーメン大学教授の基調講演(オンライン)から始まり,世界的に著名な4名の研究者からの招待講演(オンライン),低温科学研究所の各分野を代表する4名の研究者からの講演が行われ,参加者は様々な分野の講演を興味深く傾聴していました。
低温科学研究所は,1941年に北海道大学初の附置研究所として設立されて以来,確固たる低温基礎科学のもと,既存の分野にとらわれない独自性のある研究を生み出す研究拠点として発展を遂げてまいりました。80周年を迎えたことを1つのきっかけとし,新たな心持ちで,より研究・教育に邁進していきます。
今後とも,ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
(写真提供:総務企画部広報課)
2021.11.11 低温科学研究所が愛媛大学沿岸環境科学研究センターと連携協定を締結しました
愛媛大学沿岸環境科学研究センターと,令和3年11月5日(金)に連携協定を締結いたしました。本協定は,これまで長年にわたり培ってきた研究協力関係を基盤として,より緊密で組織的な連携関係を構築することにより,低温科学及び環境科学分野の研究を発展させることを目的としています。
愛媛大学沿岸環境科学研究センターは,愛媛大学で早くから取り組まれていた,海の仕組みやそこでの環境問題の発生メカニズムを物理学的,化学的,生物学的側面から解き明かす基礎的研究と,海を中心に全地球規模で生物や環境試料を収集,分析を進め,内分泌攪乱物質(いわゆる環境ホルモン)などに代表される有害化学物質による汚染を研究する分野における先進的研究等からなる海洋環境研究の伝統を受け継ぎながら,多様化,深刻化する環境問題への対処という社会的要請を背景に,1999年(平成11年)に設立されました。
また,科学技術分野や行政等で活躍できる人材の育成を目的としたプログラムの活用等により,環境科学の将来を担う若手研究者の育成にも精力的に取り組まれています。
本協定により,双方の研究交流がますます活発に行われることが期待されます。
2021.11.11 低温科学研究所が山口大学中高温微生物研究センターと連携協定を締結しました
山口大学中高温微生物研究センターと,令和3年10月27日(水)に連携協定を締結いたしました。本協定は,これまで長年にわたり培ってきた研究協力関係を基盤として,より緊密で組織的な連携関係を構築することにより,低温科学及び微生物学分野の研究を発展させることを目的としています。
山口大学中高温微生物研究センターは,特に熱帯地域や水不足の地域を抱える東南アジアを中心とした「アジア」において重要な課題となっている,地球温暖化・砂漠化・感染症の拡大・食糧危機・食糧廃棄物の増大・代替エネルギーの必要性などの課題に向けた取り組みとして「微生物研究」に着目し,学際的な微生物学の発展を目指して行われてきた様々な活動を基に,2009年(平成21年)9月に設置されたセンターです。
低温科学研究所では低温環境における微生物の研究を推進しており,この協定により,低温から高温の広い温度範囲における包括的な微生物研究の展開が期待されます。
2021.07.28 低温科学研究所が加賀市中谷宇吉郎雪の科学館と連携協定を締結しました
加賀市中谷宇吉郎雪の科学館と,7月23日(金)に連携協定を締結いたしました。本協定は,協力関係を深めることにより,研究成果の発信及び低温科学の啓蒙や地域振興等,互いの発展に寄与することを目的としています。
加賀市中谷宇吉郎雪の科学館は,低温科学の礎を築いた研究者である中谷宇吉郎博士の業績を紹介するとともに,世界でも珍しい雪や氷に関する専門の科学館として1994年に開館されました。現在では,中谷宇吉郎博士という一人の科学者がたどった道を振り返りながら,雪や氷の美しさとそこに隠された役割,大切さを一般の方に分かりやすく伝える貴重な施設として親しまれています。
本協定により,両者の交流がますます活発に行われることが期待されます。