北海道大学 低温科学研究所
海洋・海氷動態分野 (Ocean and Sea Ice Dynamics Group)

[Japanese]/[English]

  海氷はその生成過程において高密度水を生成することを通して、気候システム において重要なコンポーネントである海洋の中深層(熱塩)循環を駆動します。また、海氷の持つ高アルベド(日射に対する反射率大)特性は、気候変動・温暖化を増長させる働きがあります。本研究グループでは、極域・海氷域を主 対象域として、海洋循環、水塊形成、海氷変動、さらには海氷が海洋や大気に果たす役割などを、観測・リモートセンシング・数値モデリングなどの手法を統合して研究を行っています。

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極域フラックスデータセット 旧ホームページから

What's New!
2023/07/10: 本田茉莉子さん、日本地球惑星科学連合2023年学生優秀発表賞を受賞。New!
2022/12/15: 大島教授が北大の定例記者会見で南極底層水の研究を発表 [詳細]
2022/10/21: フラジルアイス生成が南極底層水を導く(大島他)がScience AdvancesのFOCUS論文に。[プレスリリース]
2022/06/04: 小松瑞紀さん、日本地球惑星科学連合2022年学生優秀発表賞を受賞。 [詳細]
2022/03   : 小松瑞紀さんの修士論文が松野記念論文賞を受賞。[詳細]
2021/12/10: 基盤研究S「海氷が導く熱・塩・物質のグローバル輸送」HPの開設
2021/07/28: 海の恵みをもたらす親潮中層水の経年変動を解明、プレスリリース(メンサ・大島)。[詳細]
2021/03/29: オホーツク海の海氷融解がもたらす高生物生産の解明、プレスリリース(岸・大島)。[詳細]
2021/03   : 岸 紗智子さんの修士論文が松野記念論文賞を受賞。[詳細]
2020/04/01: 中山佳洋助教が日本海洋学会の岡田賞を受賞。[詳細]
2020/09/16: 海水が白瀬氷河を底面から融かすプロセスの解明、プレスリリース(平野・大島)。[詳細]
2019/12/18: 伊藤優人研究員のJGR-Oceansの論文がNature Reviews Earth & Environmentで紹介されました。
2019/11-03: 中山洋佳助教が第61次日本南極観測隊に参加。
2019/01   : 中田和輝さんの海氷アルゴリズムの論文がIEEEの表紙論文に。
2018/08/31: 大島教授が海洋立国推進功労者(内閣総理大臣賞)を受賞。[詳細]
2018/08   : 平野助教の北極チュクチ海の論文がJGR-Oceansの表紙論文に。 
2017/11-18/03: 平野大輔助教・伊藤優人研究員が第59次日本南極観測隊に参加。
2017/08   : 北極海の夏の海氷激減メカニズムの解明、プレスリリース(柏瀬・大島)。[詳細]
2017/08   : 北極チャクチ海での係留系の回収と設置に成功(大島・平野・伊藤・高塚)。
2017/03   : 田丸直也くんの修士論文が松野記念論文賞を受賞。[詳細]
2016/07/07: 博士課程の中田和輝くんのJGRの論文が松野環境科学賞を受賞。[詳細]
2016/04/20: 大島教授が文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞。[詳細]
2016/02/02: 国立大学附置研究所・センター長会議のHPに大島教授の研究が紹介されました。
2016/01/18: 若土名誉教授のクロモフ号航海日誌をアップロード。
2015/11   : 中田和輝くんのJGRの研究がESAのHPに紹介されました。
2015/08   : 北極チャクチ海での係留系の回収と設置に成功 (深町・大島・高塚)。
2015/03/23: 大島教授が日本海洋学会賞を受賞。[詳細]
2015/03/23: 博士課程2年の中田和輝さんが日本海洋学会2015年春季大会にて若手ベストポスター賞を受賞。
2014/11/25: 北極海の高分解能AMSR海氷生産量のデータセットを公開しました。
2014/03/28: 野村研究員とOBの田村助教(現国立極地研究所)が日本海洋学会の岡田賞を受賞。(詳細: 野村研究員, 田村極地研助教)
2014/03   : 伊藤優人くんの修士論文が松野記念論文賞を受賞。[詳細]
2014/02/25: 第55次日本南極観測隊にてケープダンレー沿岸ポリニヤ域での係留系回収(一部)に成功(清水)。
2014/01/21: 今冬のオホーツク海の海氷を予測しました(中野渡)。
2013/08/01: 北極チャクチ海での係留系の回収(一部)と設置に成功(深町・大島・清水・高塚)
2013/02/25: 第54次日本南極観測隊にて沿岸ポリニヤ域での係留系設置に成功(深町・松村)
2013/02/24: "未知の南極底層水生成域発見:大島、深町他"の論文が Nature Geoscience に掲載
2012/12/20: 今冬のオホーツク海の海氷を予測しました。
2012/08/12: 北極チャクチ海での係留系の回収と設置成功(清水・高塚・柏瀬・大島)
2012/05/08: "南極氷河崩壊により海氷生産激減: 田村他"がNature Comm.に掲載。
2011/12/12: 今冬のオホーツク海の海氷を予測しました。
2011/10/11: 北極海の海氷生産量マッピングの論文がAGUのResearch Spotlight論文に選ばれました。
2011/08/18: オホーツク海の熱塩フラックスデータセットを公開しました。
2011/07/29: 北極チャクチ海での係留系の回収と設置成功(深町・高塚・岩本)
2011/03/09: 「写真館」を開設しました。
2011/02/28: 第52次南極観測隊が係留系設置・回収に成功(by 深町康准教授)
2011/02/21: 読み物「シリーズ:氷がつくる海洋大循環」開始。
2010/12/14: 今冬のオホーツク海の海氷を予測しました。
2010/09/27: 南大洋の熱塩フラックス(+海氷生産量)データセットを公開。
2010/04/26: "南極底層水の大規模流出…:深町他"がNature Geo. に掲載。
2010/04/07: 南大洋の海氷生産量データセットを公開しました。
2010/03/25: 氷海流出油挙動予測システム開始されました。
2010/02/22: 第51次南極観測隊にて係留系設置(by 清水大輔研究員)
2009/12/18: 低温研ニュースに研究紹介が掲載されました。
2009/12/15: 今冬のオホーツク海の海氷を予報しました。
2009/08/11: 南大洋ワークショップの発表スライドを掲載しました(要IDとパスワード)。/~ohshima/workshop_200907.htmlをご覧ください。 
2009/08/06: 7月25日(土)-8月6日(木)の期間、サーバの故障によりホームページの閲覧ができませんでした。ご迷惑をお掛けしました。
2009/07/09: ワークショップは無事終了しました。参加された方々ありがとうございました
2009/06/10: 海氷生成・南極海のワークショップが7月6-8日に開催されます
2009/06/10: 研究室のホームページ12年ぶりに全面改訂しました



研究テーマ(各テーマをクリックすると詳しい説明があります)
  • 温暖化と海洋大循環・氷床海洋相互作用
  •  
  • 海の変化から浮かび上がる、近い未来の地球の姿
  • 海氷が導く熱・塩・物質のグローバル輸送:科学研究費のテーマ
  •  
  • 海氷生産量及び熱塩フラックスのデータセット
  • 未知の南極底層水生成域を探る   北大プレスリリースから
  •  
  • 低温研ニュースから ー海洋中深層循環を駆動する海氷生成とその変動ー
  •  
  • 一般向け読み物「シリーズ:氷がつくる海洋大循環」
  • 南極底層水の北上経路と流量を探る
  • 温暖化で変わるオホーツク海 -弱まる北太平洋へのポンプの働き-
  •  
  • 北大広報誌リテラポプリにて研究紹介
  •   
  • プロファイリングフロートによる観測(ワシントン大学と共同)
  • 東樺太海流のベールを剥ぐ
  • 宗谷暖流のベールを剥ぐ
  • 衛星による海氷アルゴリズムの開発(JAXAの公募研究:NASAと共同)
  • 海氷の厚さを長期連続・高精度で計る
  • 海氷融解機構とアイスアルベドフィードバック
  • オホーツク海の潮流と潮流混合

  • 若土名誉教授のクロモフ号航海日誌: オホーツクに迫る
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    研究室メンバー
    教 員
    教授 大島 慶一郎 Keiichiro Ohshima
    (Kay I. Ohshima)
    ohshima at lowtem.hokudai.ac.jp
    助教 中山 佳洋 Yoshihiro Nakayama Yoshihiro.Nakayama at lowtem.hokudai.ac.jp
    秘書・事務補佐員
    岩崎 桃子 Momoko Iwasaki
    研 究 員
    特任助教 メンサ ビガン Vigan Mensah
    博士研究員 久賀 みづき Mizuki Kuga
    学術研究員 吉成 浩志 Hiroshi Yoshinari
    外国人客員研究員 林 奕辰 Lin Yichen
    学 生
    博士課程3年 瓢子 俊太郎 Shuntaro Hyogo
    博士課程3年 小松 瑞紀 Mizuki Komatsu
    博士課程2年 本田 茉莉子 Mariko Honda
    博士課程1年 大谷 若葉 Wakaba Otani
    博士課程1年 森吉 紘己 Hiroki Moriyoshi
    博士課程1年 陳 妍榛 Chen Yen-Chen
    修士課程2年 町田 柾志 Masashi Machida
    研究生 前野 将人 Masato Maeno
    OB 教 員
    名誉教授 若土 正曉 Masaaki Wakatsuchi
    河村 俊行 Toshiyuki Kawamura
    松村 義正 Yoshimasa Matsumura
    深町 康 (北海道大学 北極域研究センター 教授) Yasushi Fukamachi
    平野 大輔 Daisuke Hirano
    OB 研究員
    水田 元太 北海道大学大学院環境科学院 Genta Mizuta
    Sergey Gladyshev Shirshov Institute of Oceanology, Russia
    勝又 勝郎 東京大学大学院理学系研究科 Katsuro Katsumata
    伊東 素代 海洋研究開発機構(JAMSTEC) Motoyo Itoh
    木村 詞明 東京大学大気海洋研究所 Noriaki Kimura
    二橋 創平 苫小牧工業高等専門学校 Sohey Nihashi
    馬場 賢治 酪農学園大学 Kenji Baba
    小野 純 海洋研究開発機構 (JAMSTEC) Jun Ono
    草原 和弥 海洋研究開発機構(JAMSTEC) Kazuya Kusahara
    田村 岳史 国立極地研究所 Takeshi Tamura
    中野渡 拓也 北海道区水産研究所 Takuya Nakanowatari
    岩本 勉之 紋別市観光交流推進室 Katsushi Iwamoto
    嶋田 啓資 国立極地研究所 Keishi Shimada
    清水 大輔 国立極地研究所 Daisuke Simizu
    野村 大樹 北海道大学水産科学研究院 Daiki Nomura
    Alex Fraser University of Tasmania, Australia
    Andreas Preusser University of Trier
    柏瀬 陽彦 苫小牧工業高等専門学校 Haruhiko Kashiwase
    伊藤 優人 国立極地研究所 Masato Ito
    中田和輝 宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター Kazuki Nakata
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    進行中のプロジェクト
  • AMSRを用いた全球海氷の生成・融解量データセットの作成と熱塩収支の解明(JAXA: 2022-2024年度)
  • 海氷が導く熱・塩・物質のグローバル輸送(HP)
  • 「科学研究費 基盤研究S (2020-2024年度)」
  • 北極域研究加速プロジェクト (ArCS II) (2020-2024年度)
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    過去のプロジェクト
  • ADCPによる海中浮遊物の識別手法開発と物質循環研究への応用
  • 「科学研究費 挑戦的研究 (2020-2021年度)」
  • AMSR2での検証をベースにした、過去40年の海氷生産量グローバルデータの構築(JAXA: 2019-2021年度)
  • 南極底層水を起点とする熱塩循環・物質循環のダイナミクス
  • 「科学研究費 新学術領域研究 計画研究 (2017-2021年度)」
  • ポリニヤを起点とする熱塩/物質循環(科学研究費 基盤研究A: 2017-2019年度)
  • 北極海洋環境観測研究(北極域研究推進プロジェクト(ArCS): 2015-2019年度)
  • 海氷タイプを識別できる全球汎用の薄氷厚アルゴリズムの開発と検証(JAXA 第1回地球観測研究公募研究: 2017-2018年度)
  • 海氷生成とリンクする南極底層水・深層循環の再描像(基盤研究A:平成25-28年度)
  • 薄氷厚アルゴリズム及び定着氷検出アルゴリズムの検証と海氷生産量見積りへの応用(JAXA:平成26-28年度)
  • 北極海氷海洋システムの基本構造と変動に関する観測モデリング融合研究(GRENE:平成23-27年度)
  • 係留系による、未知の南極底層水と海氷生産量・厚さの直接観測(JARE:平成22-27年度)
  • 海氷生産量のグローバルマッピングとモニタリング構築 (基盤研究S:平成20-24 年度)
  • 海氷-海洋相互作用モデリング(CREST研究:海洋循環のスケール間相互作用と大規模変動:平成18-23年度)
  • 現場海氷データとの比較による薄氷厚アルゴリズムの高精度化と棚氷・定着氷の検出(平成23-25年度)
  • オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明 (平成9-13年度)
  • 季節海氷域での海氷過程のパラメタリゼーションに関する研究 (平成14-18年度)
  • オホーツク海における、海水・海氷・油の流動予測システムの開発 (平成17-19年度)
  • 氷海中の流出油挙動予測システムの開発 (平成19-20年度)
  • 海氷・海洋結合系におけるアイスアルベドフィードバック (平成12-14年度)
  • 海氷薄氷域における氷厚・密接度アルゴリズムの開発・改良 (平成20-22年度)
  • PALSARと現場観測及び他衛星データの組み合わせによる海氷厚アルゴリズムの高精度化 (平成19-22年度)
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    連 絡 先
    〒060-0819 札幌市北区北19条西8丁目 北海道大学低温科学研究所
    [電話番号]: 011-706-5480, 5481, 7432
    [FAX]: 011-706-7362
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    旧ホームページから
  • パソコン関係ドキュメント
  • 海氷を科学する
  •  
  • 氷は地球の気候を変える ?
  •  
  • 海氷を測る  ―衛星から―
  •  
  • 海氷を測る  ―係留観測から―
  •  
  • オホーツク海は北半球の海氷の南限 !
  • オホーツク海を科学する
  •  
  • グローバルな目でみたオホーツク海
  •  
  • オホーツク海のベールを剥ぐ -その循環は?-
  •  
  • 東サハリン海流
  •  
  • 高密度陸棚水のもぐり込み
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    Since July 01, 2003