ILTS

年報

2002年(平成14年)

目次


はじめに

世の流れと同様、大学も今大きな転換期を迎えようとしています。特に、大学附置研究所については、これまで当然の如く認識されていた存在意義が、改めて問われる時代になってきました。確かに、我が低温研の存在が何故必要かを、これを機会にもう一度考えてみるのも決して無駄なことではないのかもしれません。低温研は、あくまで時代が要請する先端的研究機関として生きるか、それとは無関係なオンリーワン的研究機関として生きるか、そのいづれかは正直のところ難しい選択です。やはり、研究所としては、両方をバランスよくもっていることが理想なのかもしれません。

しかし、この異常ともいえる昨今の大きなうねりに、我々は決して呑み込まれてはならないし、大学人としての誇りを失ってはならないと思います。このような時代だからこそ、大学でしかやれない、研究所でしかやれない、アカデミックに溢れた研究を、今後とも怯むことなく展開していくことがやはり我々には重要なことなのだと痛感している今日この頃です。

北海道大学低温科学研究所長 若土正曉


沿革

昭和16年11月 低温科学研究所設置
 物理学部門、応用物理学部門、気象学部門、海洋学部門、生物学部門、医学部門設置
昭和38年 4月 雪害科学部門増設
昭和39年 4月 凍上学部門増設
昭和40年 4月 附属流氷研究施設設置(紋別市)
昭和40年11月 雪崩観測室新築(幌延町問寒別)
昭和41年 3月 附属流氷研究施設庁舎(449m²)新築
昭和41年 4月 植物凍害科学部門増設
昭和43年 3月 研究棟(2,892m²)新築
昭和43年11月 低温棟(2,342m²)新築
昭和45年 4月 融雪科学部門増設
昭和46年10月 附属流氷研究施設庁舎(183m²)増築
昭和47年11月 凍上観測室新築(苫小牧市)
昭和48年 4月 低温生化学部門増設
昭和50年12月 研究棟(1,065m²)増築
昭和53年 2月 附属流氷研究施設宿泊棟(338m²)新築
昭和53年10月 融雪観測室新築(幌加内町母子里)
昭和54年 4月 医学部門を生理学部門に転換
生物学部門を動物学部門に、低温生化学部門を生化学部門に名称変更
昭和56年 4月 降雪物理学部門増設
平成 3年 4月 降雪物理学部門廃止、雪氷気候物理学部門増設
平成 7年 4月 全国共同利用の研究所に改組
 寒冷海洋圏科学部門、寒冷陸域科学部門、低温基礎科学部門、寒冷圏総合科学部門の4大部門を設置
平成 9年 3月 分析棟(1,622m²)増築
平成12年 3月 研究棟新館(2,441m²)増築

組織

機構

寒冷海洋圏科学部門
研究部門 寒冷陸域科学部門
低温基礎科学部門
寒冷圏総合科学部門
附属施設 流氷研究施設
所長 機器開発
技術部─ 特機開発
観測解析
庶務掛
専門職員(共同利用担当)
会計掛 ─ 低温機関室
事務部 専門職員(外部資金等担当)
図書掛
第一研究協力室
第二研究協力室
第三研究協力室

定員

合計 77名


歴代所長

氏 名在任期間備考
1.小熊 捍 昭和16年12月8日〜23年3月31日
2.小熊 捍 昭和23年4月1日〜23年10月14日事務取扱
3.青木 廉 昭和23年10月15日〜25年10月14日
4.堀 健夫 昭和25年10月15日〜28年10月14日
5.吉田 順五 昭和28年10月15日〜31年10月14日
6.根井 外喜男 昭和31年10月15日〜34年10月14日
7.堀 健夫 昭和34年10月15日〜37年3月31日
8.吉田 順五 昭和37年4月1日〜40年3月31日
9.吉田 順五 昭和40年4月1日〜43年3月31日
10.大浦 浩文 昭和43年4月1日〜44年3月10日
11.黒岩 大助 昭和44年3月11日〜44年4月20日事務取扱
12.朝日奈 英三 昭和44年4月21日〜47年4月20日
13.朝日奈 英三 昭和47年4月21日〜50年4月20日
14.黒岩 大助 昭和50年4月21日〜53年4月20日
15.黒岩 大助 昭和53年4月21日〜53年4月1日
16.木下 誠一 昭和55年4月2日〜58年4月1日
17.木下 誠一 昭和58年4月2日〜61年4月1日
18.鈴木 義男 昭和61年4月2日〜平成元年3月31日
19.若濱 五郎 平成元年4月1日〜3年3月31日
20.勾坂 勝之助 平成3年4月1日〜3年4月15日事務取扱
21.藤野 和夫 平成3年4月16日〜6年4月15日
22.藤野 和夫 平成6年4月16日〜7年3月31日
23.秋田谷 英次 平成7年4月1日〜9年3月31日
24.本堂 武夫 平成9年4月1日〜11年3月31日
24.本堂 武夫 平成11年4月1日〜13年3月31日
26.若土 正曉 平成13年4月1日〜

名誉教授

氏 名 授与年月日
朝比奈 英三 昭和53年4月2日
酒井 昭 昭和58年4月2日
小島 賢治 昭和61年4月1日
木下 誠一 昭和62年4月1日
若濱 五郎 平成3年4月1日
茅野 春雄 平成3年4月1日
匂坂 勝之助 平成6年4月1日
藤野 和夫 平成7年4月1日
吉田 靜夫 平成10年4月1日
小林 大二 平成13年4月1日
青田 昌秋 平成14年4月1日

職員

現職員

平成14年4月1日現在

所  長教 授 若土 正曉
寒冷海洋圏科学部門 教 授 江淵 直人  教 授 河村 公隆  教 授 藤吉 康志
教 授 若土 正曉  助教授 遠藤 辰雄  助教授 大島慶一郎
助教授 中塚  武  助 手 川島 正行  助 手 河村 俊行
助 手 豊田 威信  助 手 深町  康  助 手 持田 陸宏
寒冷陸域科学部門 教 授 大畑 哲夫  教 授 グラジーリン・グレブ・エフランピエビッチ
教 授 原 登志彦  教 授 本堂 武夫  助教授 石川 信敬
助教授 隅田 明洋  助教授 堀口  薫  助教授 成田 英器
助教授 成瀬 廉二  助教授 水野悠紀子  助教授 山田 知充
助 手 石井 吉之  助 手 小野 清美  助 手 兒玉 裕二
助 手 白岩 孝行  助 手 曽根 敏雄  助 手 西村 浩一
助 手 堀   彰
低温基礎科学部門 教 授 芦田 正明  教 授 香内  晃  教 授 田中  歩
教 授 前野 紀一  助教授 早川 洋一  助教授 古川 義純 
助教授 皆川  純  助 手 荒川 圭太  助 手 荒川 政彦 
助 手 落合 正則  助 手 片桐 千仭  助 手 島田 公夫 
助 手 竹澤 大輔  助 手 田中 亮一  助 手 渡部 直樹
寒冷圏総合科学部門 教 授 戸田 正憲      教 授 福田 正己
助教授 デイヴィス,アンドリュー・ジョン
助 手 大舘 智志      助 手 串田 圭司
客員(II種) 大串 隆之  客員(III種) シモネイ・バーント・ロルフ・タツオ
非常勤研究員 上之 和人  勝又 勝郎  山里 明弘
外国人研究員(COE) 客員助教授 シコス・ギョルギィ
研究支援推進員 江藤 典子  大井 正行  佐藤  卓  田中夕美子
平島 真澄  村上  誠  森谷  惠  渡邊 美香
附属流氷研究施設 施設長 教 授 若土 正曉  助教授 白澤 邦男
(技 官 石川 正雄)(技 官 高塚 徹)(技 官 大坊 孝春)
主 任 石川 敬子  臨時用務員 佐藤佳代子
技 術 部 部 長 教 授 芦田 正明  副部長 助教授 白澤 邦男
班 長(技術専門職員)  新堀 邦夫
先任技術専門職員(技術専門職員)  石川 正雄
先任技術専門職員(技術専門職員)  福士 博樹
技術主任(技術専門職員) 石井 弘道
技術官(技術専門職員)  安原 優子
技術官(技術専門職員)  松本 慎一
技術官(技術専門職員)  高塚  徹
技術官          中坪 俊一
技術官補 大坊 孝春    技官(再任用職員)  瀬川 鉄逸
事 務 部 事務長 歸山  博
(庶 務 掛)     掛 長 小関  隆
            主 任 濱  勝博
            事務官 行木 幸子
(専門職員(共同利用担当))     菅原 史子
(会 計 掛)     掛 長 佐藤 邦男
            主 任 老松 邦男
            主 任 柏原 麻美
            技 官 須藤 正季
(低温機関室)     技 官 佐々木 明
(専門職員(外部資金等担当))    中田 繁雄
(図 書 掛)     掛 長 桑野 勇次
            事務補助員 上森 美保
(第一研究協力室)   事務官 阿部千夏子
            事務補助員 宮崎 和代
            事務補助員 神治絵里子
(第二研究協力室)   主 任 石窪 順子
            事務補助員 狩野 綾子
            事務補助員 太田 倫子
(第三研究協力室)   (兼)専門職員 菅原 史子

※ 転・退職者

(平成13年1月1日〜平成13年4月1日(教官のみ))

  教授  竹内 謙介 小林 大二
  講師  丹野 皓三

(平成13年4月2日〜平成14年4月1日)

  教授  青田 昌秋
  助手  鈴木準一郎
  庶務掛主任   飯田 厚志
  会計掛事務官  橋場 学博
  第三研究協力室事務官  佐藤 信世
  技術専門官  瀬川 鉄逸
  第二研究協力室事務補助員  金子あかね
  客員II種  山本 進一
  外国人研究員(II種)   ラシュケ・エールハルト  マハジャン・プネット  クロモーバ・タチアナ・E
  外国人研究員(COE分)   デイヴィス・アンドリュー・J   張  文霞
  非常勤研究員   石井 弘明   小林  剛   スーディク・スィルヴィアン
  研究支援推進員  小木 広行   斉藤  健   佐藤 晶子   柴田 明夫   山本 孝造



共同研究採択一覧 (平成13年度)

特別共同研究

代表者所属課題
原登志彦北大・低温研・教授寒冷圏における大気-雪氷-植生相互作用の解明
古川義純北大・低温研・助教授氷晶雲の放射特性に関する研究

研究集会

代表者所属課題
大畑哲夫北大・低温研・教授気候システムにおける雪氷圏の役割
知北和久北大・院理・助教授氷河湖の研究
西村浩一北大・低温研・助手雪崩発生予知と流動機構の解明
古川義純北大・低温研・助教授結晶表面・界面での成長ダイナミクスとパターン形成
本堂武夫北大・低温研・教授氷,水およびクラスレート水和物の物性に関する研究集会
前 晋爾北大・院工・教授氷床コアによる古気候・古環境復元の高度化研究
前野紀一北大・低温研・教授固体・粉粒体の衝突・破壊・摩擦に関わる物理過程とメカニズム
吉崎正憲気象研・予防研究・室長豪雨・豪雪をもたらす気象擾乱に関する研究集会

一般共同研究

代表者所属課題
東久美子極地研・助教授ドームFコア中に含まれる固体微粒子の起源に関する研究
荒川圭太北大・低温研・助手植物の寒冷環境適応機構に関する研究
池原 実高知大・海洋コア・助手四国沖海底コアを用いた黒潮域における表層環境変動の復元
石田享平北海道開発土木研・環境水工部長積雪寒冷地流域の水循環の解明とモデリング
石田邦光鳥羽高専・助教授季節海氷域における海氷の発達・融解過程と氷縁構造の関係
伊藤菊一岩手大・寒冷バイオ・助教授発熱植物の熱産生メカニズムに関する研究
上村松生岩手大・寒冷バイオ・教授シロイヌナズナの低温馴化と凍結傷害における細胞膜の関与
宇治橋康行福井工業大・助教授降積雪の相違が"Acid Shock"の発生に及ぼす影響評価
榎本浩之北見工大・教授衛星・レーダーによるサハリン−北海道にそって南下する海氷分布及び移動解析
10大畑哲夫北大・低温研・教授衛星による北東アジアの積雪量・土壌水分・植生パラメターの季節推移の把握
11片桐千仭北大・低温研・助手脂質から見た昆虫の寒冷地適応
12金子文俊阪大・院理・助教授cis-二重結合をもつ鎖状分子の結晶多形
13亀田貴雄北見工大・講師南極浅層コアの氷化過程に関する研究
14木村詞明宇宙開発事業団・特別研究員オホーツク海の海氷消長過程の解明
15草薙 浩水産大学校・教授高分子物質(水産加工食品等)中の不凍水と凍結水の構造研究
16香内 晃北大・低温研・教授極限環境下にあるバイオマットの研究:生命, 地球表層環境の起源と進化
17佐藤和秀長岡高専・教授暖候地と寒候地の酸性雪
18佐藤利幸信州大・理・教授積雪寒冷地における局所植物多様性の解析
19佐藤洋平東大・院農学生命科・教授複数角観測の植生反射特性による湿原混在植生の分類:北海道東湿原
20柴田英昭北大・北方生物圏・助手積雪寒冷地域の森林流域における溶存炭素・窒素流出機構の解明
21庄子 仁北見工大・教授クラウディーバンドの精密測定法の開発
22鈴木和雄山口県立大・教授亜寒帯域草本植物における遺伝的変異・サイズ構造と多様性
23鈴木啓助信州大・理・助教授積雪流域における化学物質の循環過程
24高橋孝三九大・院理・教授沈降粒子フラックスと古海洋学: オホ−ツク海における時系列変遷
25高橋庸哉北教大・教育実践・助教授自然浮遊状態における雪結晶の昇華実験−角柱状結晶を中心として
26高橋裕一郎岡山大・院自然科・助教授光合成光化学系の構造と機能の解析
27田口 哲創価大・工・教授初期アイス・アルジー群集形成課程の実験的解明
28竹井 巖北陸大・薬・講師雪の構造変化過程と誘電的・力学的性質の温度特性
29立花義裕東海大・文明研・講師オホーツク海の海氷変動が大気大循環及び海上気象に及ぼす影響についての研究
30田渕 洋法政大・経済・教授フィンランドにおける20世紀の気温変化・変動について
31成瀬廉二北大・低温研・助教授パタゴニア氷原の質量収支の検討-3
32野村 睦北大・北方生物圏・助手ツンドラ域の河川における夏期の流量の形成機構
33早川洋一北大・低温研・助教授新規細胞成長因子の探索
34福田 明静岡大・工・教授オホーツク海域環境情報収集システムの開発
35藤田耕史名大・院環境・助教授ネパールヒマラヤの浅層コア解析
36増田隆一北大・先端研・助教授ユーラシアおよびアジア産哺乳類の分子系統地理学的解析
37松浦良樹阪大・蛋白研・助教授不凍蛋白質の構造と機能の研究
38松岡正邦東京農工大・工・教授結晶核の発生の待ち時間と成長速度に及ぼす結晶核の影響
39松田從三北大・院農・教授寒冷外気利用によるエタノールの凍結濃縮
40皆川 純北大・低温研・助教授緑藻の光化学系変異体の物理化学的解析
41向井楠宏九州工大・教授氷成長界面前面での溶質成分の蓄積挙動と界面による微細気泡の捕捉、押出し現象
42村上明男神戸大・内海域機能教育・助教授寒海域藻類の環境応答機構の研究
43村本健一郎金沢大・工・教授航空機観測によるオホーツク海の海氷ビデオ画像の解析
44森谷武男北大・院理・助教授地震計を用いた雪崩の研究
45屋富祖昌子琉球大・農・助手タロイモショウジョウバエ属baechlii種群と寄主植物の関係
46山縣耕太郎上越教育大・助手カムチャッカ半島における完新世古環境変動に関する地生態学的研究
47山田知充北大・低温研・助教授シベリアの氷河研究
48山本進一名大・院生命農・教授北方林の更新維持機構の生態学的・遺伝学的解明
49山本 哲気象研・主任研究官北海道太平洋測沿岸に発生する霧の観測的研究
50山本哲生名大・院環境・教授氷天体の物質進化
51横山悦郎山口大・工・助教授高精度な画像処理を使った氷結晶の熱拡散場の解析
52吉田 隆名大・院工・助手酸化物系超伝導膜のVLS成長に関する研究
53吉野邦彦筑波大・社会工学・講師係留型気球空中写真を利用した北方森林の地上部バイオマス量推定

学術に関する受賞状況(平成13年度)

職名 氏名 賞名 授与団体 受賞論文等名 受賞年月日
教 授 河村 公隆 有機地球化学賞(学術賞) 有機地球化学研究会 降雪・氷床コア中の有機物解析による大気環境復元の研究 13. 7.18
助教授
助教授
石川 信敬
成田 英器
寒地技術賞(学術部門 社団法人北海道開発技術センター 凍結路面の発生メカニズムに関する熱収支的考察 13.11. 7

科学研究費等研究補助金(平成13年度)

文部省科学研究費補助金

(単位:千円)

種   目 区  分 応募件数 決定件数 交付決定金額
特別推進研究 代  表 1 0 0
分  担 1 0
特定領域研究(A) 代  表 4 1 2,000
分  担 0 0
特定領域研究(B) 代  表 2 2 30,000
分  担 3 3
地域連携推進研究 代  表 0 0 0
分  担 0 0
基盤研究(S) 代  表 8 0 0
分  担 1 0
基盤研究(A) 代  表 10 3 14,500
分  担 6 4
基盤研究(B) 代  表 24 13 45,900
分  担 31 18
基盤研究(C) 代  表 15 7 9,700
分  担 4 2
萌芽的研究 代  表 11 1 1,100
分  担 1 0
奨励研究(A) 代  表 8 7 4,900
奨励研究(B) 代  表 0 0 0
創造的基礎研究費 代  表 0 0 0
分  担 1 1
COE形成基礎研究費 代  表 0 0 0
分  担 0 0
特別研究員奨励費 代  表 10 10 11,500
合   計 代  表 93 44 119,600
分  担 48 28

特定領域研究(A)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
助手 竹澤 大輔 病原菌エリシター応答における新規カルシウム結合タンパク質の機能解析 2,000 2,000 0
合計 1件 2,000 2,000 0

特定領域研究(B)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
教授 大畑 哲夫 シベリア雪氷圏エネルギー・水循環過程 8,600 0 0
教授 芦田 正明 昆虫の液性及び細胞性生体防御反応におけるプロテアーゼカスケードの役割 21,400 20,700 9,000
合計 2件 30,000 20,700 9,000

基盤研究(A)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
教授 河村 公隆 AMSによる個別有機分子の14C測定:分取キャピラリーGCの製作と地球化学的応用 2,200 0 0
教授 田中 歩 光エネルギー捕捉系を改変し光合成能を高めた形質転換植物の作製 6,600 5,400 0
教授 原 登志彦 カムチャッカ半島における植生動態と環境変動の相互作用過程の解明 5,700 0 0
合計 3件 14,500 5,400 0

基盤研究(B)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
教授 前野 紀一 雪崩、アイス・ブラスト、氷天体衝突における雪氷の衝突摩擦メカニズムと構造変化 500 0 0
教授 戸田 正憲 冷温帯林の送粉系ネットワーク機能の解明 2,100 2,200 0
助教授 石川 信敬 寒冷圏の水循環及び物質循環に果たす森林及び積雪の影響評価 1,800 1,100 0
教授 本堂 武夫 南極深層氷の結晶構造に関する研究 4,500 3,600 0
教授 香内 晃 原始太陽系星雲での有機物粒子の衝突付着成長機構 4,500 0 0
助教授 中塚 武 海氷の古海洋学的Proxyの開発とオホーツク海氷の歴史的変遷の解析 3,100 0 0
助手 荒川 政彦 星雲ガス衝撃波によるシリケイト粒子の加熱とコンドリュール形成に関する実験的研究 7,800 5,700 1,300
助手 河村 俊行 粒状海氷の諸特性と大気・海洋への影響評価 4,900 1,500 1,300
助教授 成瀬 廉二 山岳氷河の氷厚測定用インパルス式アイスレーダの開発 2,000 1,500 0
助手 竹澤 大輔 遺伝子導入による越年性牧草の耐寒性、耐病性向上のための基礎研究 1,000 500 0
助手 荒川 政彦 静電場を用いた氷微粒子加速装置の開発 5,100 5,400 3,200
助教授 山田 知充 モレーンで堰き止められた氷河湖の形成機構と拡大機構に関する研究 4,200 5,900 1,200
助教授 石川 信敬 アラスカ内陸部凍結土壌融解による熱・水・炭酸ガス循環プロセスの変動調査 4,400 4,200 2,300
合計 13件 45,900 31,600 9,300

基盤研究(C)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
助教授 成田 英器 核磁気共鳴映像法による積雪3次元ネットワーク構造の解明 800 0 0
助教授 早川 洋一 昆虫で初めて同定されたサイトカイン・その活性化機構と多機能性に関する研究 900 0 0
助手 石井 吉之 積雪寒冷地における近年の暖冬少雪傾向と流域水循環への影響 600 0 0
助教授 大島慶一郎 海氷・海洋結合系におけるアイスアルベドフィードバック 1,000 1,000 0
助手 白岩 孝行 雪氷コアによる過去500年間の北太平洋DICEの復元 1,700 1,100 0
助手 大舘 智志 北海道産トガリネズミ2種のマイクロサテライト遺伝子多型の地理的分布パターンの解明 2,000 900 0
教授 大畑 哲夫 「気候システムにおける雪氷の役割」解明のための研究計画立案 2,700 0 0
合計 7件 9,700 3,000 0

萌芽的研究

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
教授 田中 歩 進化における光合成色素の獲得過程を再現する試み 1,100 0 0
合計 1件 1,100 0 0

奨励研究(A)

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
助手 深町 康 核海氷の厚さの係留観測データを用いたオホーツク海における海氷量の評価 600 0 0
助手 鈴木準一郎 資源が時間的に不均質な環境下で温度の変動様式が植物の成長に与える影響の研究 700 0 0
助手 堀 彰 分子軌道法による氷結晶における気体の拡散に関する研究 500 0 0
助手 竹澤 大輔 小麦における雪腐病菌エリシター応答とカルシウム依存的リン酸化カスケードの解明 700 0 0
助手 串田 圭司 3次元放射伝達シミュレータによる北方森林物理量のリモートセンシング手法の開発 600 0 0
助手 田中 亮一 クロロフィルb生合成による光化学系アンテナサイズ調節機構の解析 900 1,200 0
助教授 皆川 純 形質転換緑藻クラミドモナスを用いた光化学系IIの構造と機能の解析 900 900 0
合計 7件 4,900 2,100 0

特別研究員奨励費

(単位 : 千円)

研究代表者 研究課題 交付決定額 翌年度以降の内約額
職名 氏名 13年度 14年度 15年度
PD 松本 公平 海洋堆積物の分子同位体地球化学的分析に基づく地球環境変動の解析 1,300 0 0
PD 山本 聡 太陽系周縁領域における固体微粒子に関与する物理素過程の研究 1,200 0 0
PD 山尾 真史 遺伝子ノックアウト技術を用いた家蚕のフェノール酸化酵素前駆体活性化系に関する研究 1,200 0 0
PD 深澤 倫子 南極ドームふじコア氷における空気分子の存在状態に関する研究 1,200 0 0
PD 覇原 慎子 アブシジン酸誘導性遺伝子を利用した耐凍性、耐病性植物創出のための基礎的研究 1,000 0 0
PD 平井 喜幸 森林節足動物の生物多様性評価法の基準化に関する研究 1,200 0 0
PD 青木 賢人 東アジア地域における第四紀氷河環境変動 1,200 1,200 1,200
PD 猪上 淳 寒冷海洋圏におけるメソスケール大気・海洋相互作用に関する研究 1,000 1,000 0
外国人特別研究員 パベルカ ヤロスラフ 昆虫の休眠誘導における細胞成長因子の機能に関する研究 1,000 0 0
外国人特別研究員 シュトール ペーター 植物の種多様性と競争排除の速度 1,200 1,000 0
合計 10件 11,500 3,200 1,200

文部科学省科学研究費補助金以外の各省庁等からの研究費

(単位:千円)

職名 氏名 各省庁名 研究費の名称 研究課題 金額
助教授 中塚  武 文部科学省 科学技術振興調整費 気候変動とエクスポート生産に関する研究 1,921
助教授 古川 義純 文部科学省 国際研究集会 先端技術材料国際会議にて「不凍糖タンパク質(AFGF)希薄水溶液中での氷結晶の成長抑制」の講演 249
助教授 白澤 邦男 日本学術振興会 日欧科学協力事業 オホーツク海とバルト海の海氷気候及び海洋環境の研究の現状及び将来展望について 2,967
合計 3件 5,137

民間資金の受け入れ(平成13年度)

受託研究関係

(単位:千円)

受入教官名等委託先 研究課題金 額
職名氏名
助手 串田 圭司 資源協会地球科学技術推進機構 タイガ森林火災に起因する陸域大気相互作用の変化の検出と予測 8,400
助教授 石川 信敬 海洋科学技術センター 永久凍土地帯の水循環特性解明の研究 11,000
教授 若土 正暁 科学技術振興事業団 オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明 6,600
助教授 早川 洋一 生物系特定産業技術研究推進機構 昆虫成長因子GBPの作用機構解明と新規成長因子の探索 23,828
助教授 古川 義純 (財)日本宇宙フォーラム 氷結晶の一方向成長におけるパターン形成及び界面現象に対する微少重力効果 21,458
助教授 中塚 武 科学技術振興事業団 アイソトポマーの計測による環境物質の起源推定 495
教授 河村 公隆 科学技術振興事業団 海洋有機エアロゾルのキャラクタライゼイション 550
教授 福田 正己 科学技術振興事業団 永久凍土の攪乱による温暖化ガスの発生と将来温暖化への影響 3,465
教授 本堂 武夫 三菱重工業株式会社 天然ガスハイドレ−ト生成プラントの技術開発 1,700
教授 原 登志彦 農業環境技術研究所 地球温暖化における陸上生態系フィ−ドバックに関する研究 2,005
教授 藤吉 康志 科学技術振興事業団 アジア域の広域大気汚染による大気粒子環境の変調について 550
合 計 11件 80,051

民間等との共同研究

(単位:千円)

研究代表者 申請機関名 研究題目 金 額
職名 氏名
教授 本堂 武夫 科学技術振興事業団 氷内部および界面に存在する気体分子の拡散と組織化 4,000

奨学寄附金

(単位:千円)

件 数 金 額
12 8,680

大学院生・研究生

在籍者数

平成13年5月1日現在

大学院博士前期(修士)課程学生

修士課程 博士後期課程
専     攻 1年 2年 小計 1年 2年 3年 小計 合計
地球環境科学科地圏環境科学専攻 12 17 29
生態環境科学専攻 13 10 14 27
大気海洋圏環境科学専攻 10 13 23 12 35
23 25 48 12 25 43 91

研究生

所属 人  数
寒冷海洋圏科学部門
寒冷陸域科学部門
低温基礎科学部門
寒冷圏総合科学部門

研究テーマ

大学院地球環境科学研究科学生

寒冷海洋圏科学部門

(大気海洋環境科学専攻博士後期課程3年)

  1. 清水 大輔  「オホーツク海の循環と水塊形成に関する数値モデル研究」
  2. 二橋 創平  「南極海における海氷融解機構」
  3. 岩本 勉之  「オホーツク海における大気海洋相互作用に関する研究」
  4. 成川 正広  「北極大気・雪試料中の低分子ジカルボンに関する研究」
  5. 青木 一真  「大気圏エアロゾルのマルチスケール変動の観測的研究」
  6. 猪上  淳  「オホーツク海における気団変質過程の研究」

(大気海洋環境科学専攻博士後期課程2年)

  1. 馬場 賢治  「南極海氷縁域の変動機構の研究」
  2. 松永  壮  「大気中の揮発性有機化合物からのエアロゾル生成過程の解明」
  3. 関   宰   「オホーツク海堆積物中のバイオマーカーの解析と古環境の復元」
  4. 新井健一郎  「大阪平野に発生する激しい気象擾乱の研究」

(大気海洋環境科学専攻博士後期課程1年)

  1. 吉川 知里  「生態系モデルと窒素同位体比を用いた海洋窒素循環の研究」
  2. 李  竹暁   「大陸上に発達するクラウドクラスターの日変化に関する研究」

(大気海洋環境科学専攻修士課程2年)

  1. 嶋田 陽一  「東樺太海流に関する数値モデル研究」
  2. 竹山 洋平  「宗谷暖流の冬季の流速変動」
  3. 橋谷 英介  「熱収支から見たオホーツク海の海氷変動」
  4. 中田 健嗣  「南極海の、融解から結氷に至る海氷・海洋結合過程」
  5. 太田 典伸  「日本海リマン海流の研究」
  6. 大野 恵子  「雷雲の発生過程と放電機構」
  7. 佐藤 奏衣  「相模湾深海底の表層堆積物に含まれる脂肪酸の時系列変化」
  8. 都田 麻梨  「オホーツク海における溶存態および懸濁態有機炭素の空間分布」
  9. 尾関 竜彦  「べーリング海及び北極海に出現する雲の成因と構造」
  10. 長浜 則夫  「発生初期の筋雲の成因と構造」
  11. 大石 英子  「雷雲の発達過程と放電機構」
  12. 久保田 圭  「バックビルディングタイプの雲の降水効率」
  13. 吉原 華子  「雪雲の力学的構造と降雪形成過程」

(大気海洋環境科学専攻修士課程1年)

  1. 小野 耕介  「北海道西岸帯状雲の動態に関する研究」
  2. 草原 和弥  「二層モデルを用いた南極海の循環に関する研究」
  3. 小野 数也  「ブッソル海峡での海水混合と水塊形成」
  4. 小野  純  「カシェバロババンク上での強い潮流とそれに伴なう熱フラックス」
  5. 田村 岳史  「南極沿岸ポリニヤにおける海氷生産量の見積り」
  6. 小林  実  「黄砂時期における大気エアロゾル中の低分子ジカルボン酸の分布と挙動」
  7. 坪沼 宣行  「アジア太平洋域エアロゾル中の全炭素・全窒素の分布と季節変動」
  8. 大竹 秀明  「筋状雲の形成機構に関する数値モデリング」
  9. 岸  寛人  「霧の発生・消失メカニズム」
  10. 工藤  玲  「梅雨前線のレーダーエコー特性」

寒冷陸域科学部門

(地圏環境学専攻博士後期課程3年)

  1. 佐藤 軌文  「シベリア・ツンドラ地帯の水循環」
  2. 根本 征樹  「吹雪の内部構造の研究」
  3. 伊藤 陽一  「雪崩ダイナッミクスの研究」
  4. 平島 寛行  「ツンドラ帯の陸域水循環の研究」
  5. 松元 高峰  「氷河底面における水循環過程」
  6. 山口  悟  「氷河の底面滑りと変動シミュレーション」
  7. 松岡 健一  「氷河・氷床内部の電波リモートセンシング」

(地圏環境学専攻博士後期課程2年)

  1. 奥山 純一  「氷床コアの結晶学的解析」
  2. 杉山  慎  「山岳氷河の流動機構とその力学的挙動」

(地圏環境学専攻博士後期課程1年)

  1. 大野  浩  「氷床におけるクラスレートハイドレートの生成過程」
  2. 山崎  学  「多雪森林流域における融雪期の物質循環」
  3. 岩倉  徹  「複雑地形における接地境界層の研究」

(地圏環境学専攻修士課程2年)

  1. 梶  貴司  「積雪からのイオン流出過程」
  2. 今西 伸行  「地震動による雪崩の研究」
  3. 山本 竜也  「氷河および積雪の電磁気学的特性」
  4. 紺屋 恵子  「カムチャツカの氷河の質量・熱収支特性」
  5. チュミチョフ,セルゲイ  「質量・エネルギー交換モデルにもとづく山岳氷河の変動機構」
  6. 岩田 念貴  「雪面上の低アルベド物質が融雪に果たす役割」

(地圏環境学専攻修士課程1年)

  1. 佐藤 大輔  「積雪底面融解と河川の冬期渇水量」

低温基礎科学部門

(地圏環境科学専攻博士後期課程3年)

  1. 山田 高嗣  「雪の変形による音の発生条件とメカニズムの研究」

(地圏環境科学専攻博士後期課程2年)

  1. 中野 英之  「有機質星間塵の蒸発・水質変成実験と炭素質隕石中の有機物の起源」
  2. 渡邊  慶  「氷結晶の成長機構の研究(I#(B

(地圏環境学専攻修士課程2年)

  1. 金沢 繁樹  「低速度における氷・氷摩擦実験」

(地圏環境学専攻修士課程1年)

  1. 高田 昌和  「コンドリュールの衝突変形過程」
  2. 富塚 大輔  「氷微惑星の衝突過程」
  3. 上田 雅俊  「高密度雪の圧縮実験」
  4. 寺澤 隆倫  「AFGP水溶液中の氷結晶成長速度の過冷却度依存性」

(生態環境学専攻博士後期課程3年)

  1. 遠藤 隆裕  「キツリフネ個体群内の耐病性・繁殖スケジュールの遺伝的分化とその適応評価」
  2. ドレジャル,イルジ  「寒帯林および山地温帯林の種構成と空間構造」
  3. ロクハンデ,シュバンギ  「シロイヌナズナにおける開花様式と光合成の環境応答」
  4. 松本  均   「昆虫殺虫タンパク質の殺虫メカニズム」
  5. 田中康次郎  「ポリドナウイルスに関する基礎研究」

(生態環境学専攻修士課程2年)

  1. 田畑あずさ  「寒帯林樹木における光障害と光合成系の機能」
  2. 松本 恭子  「アワヨトウ発育阻害ペプチド結合タンパク質」
  3. 神崎 郁代  「フェノ−ル酸化酵素前駆体カスケードを構成するセリンプロテアーゼ前駆体に関する研究」

(生態環境学専攻博士後期課程1年)

  1. 佐藤壮一郎  「シアノバクテリアにおけるクロロフィライドaオキシゲナーゼの発現」

(生態環境学専攻修士課程2年)

  1. 南  杏鶴  「ヒメツリガネゴケABA・低温誘導性遺伝子の解析」

(生態環境学専攻修士課程1年)

  1. 永田  望  「クラミドモナスにおける葉緑体と核との相互作用」
  2. 稲毛 哲彦  「シアノバクテリアの好気的クロロフィル合成」
  3. 早川 尚吾  「光合成集光装置の光適応の生化学的解析」
  4. 住本 暢哉  「フェノール酸化酵素前駆体カスケードの未同定因子(factor H)に関する研究」
  5. 宇田  修  「酸性溶液に家蚕幼虫が曝された時に減少する外骨格タンパクに関する研究」
  6. 小林 誠史  「ド−パデカルボキシラーゼ遺伝子に関する基礎研究」

寒冷圏総合科学部門

(地圏環境科学専攻博士後期課程3年)

  1. 森  淳子  「周氷河地形の形成プロセス」

(地圏環境科学専攻博士後期課程2年)

  1. 岩花  剛  「気候変動に対する永久凍土の応答」

(地圏環境科学専攻修士課程1年)

  1. 片村 文崇  「シベリアタイガの攪乱の変遷史」

(生態環境学専攻博士後期課程3年)

  1. 松下剛太郎  「ヤナギとヤナギにゴールを作るハバチの相互作用」
  2. 野沢 亮吉  「アワフキムシの産卵によるヤナギのシュート生長に対する影響」
  3. 田辺 慎一  「森林の3次元的空間構造とそこに生息する飛翔性昆虫群集の多様性との関係」
  4. 加賀田秀樹  「ヤナギ科植物と潜葉性鱗翅目の相互関係」
  5. スルタナ,ファラート  「クワズイモショウジョウバエ属の進化・系統」

(生態環境学専攻博士後期課程2年)

  1. 稲荷 尚記  「冷温帯落葉広葉樹林における林冠木開花量とマルハナバチ個体数の変動パタンの関係」

(生態環境学専攻修士課程2年)

  1. 萬屋  宏  「キノコ食ショウジョウバエ群集とその寄生者について」
  2. 千田 麻由  「ウミネコのコンディションの違いが産卵の時期と一腹卵数決定に及ぼす影響」
  3. ザンナット,タンジマ「トラフショウジョウバエ種亜群の3同胞種間の形態的・遺伝的分化」

(生態環境学専攻修士課程1年)

  1. 内藤由香子  「オオアシおよびバイカルトガリネズミ個体群の遺伝構造」
  2. 上杉あかね  「河川生態系からの餌供給によって維持される森林鳥類群集の多様性」

研究生

寒冷海洋圏科学部門

  1. 豊田 進介  「海洋深層循環に関する研究」
  2. 大西 啓子  「オホーツク海における古海洋環境の復元」

寒冷陸域科学部門

  1. イセーンコ,イエフゲーニ  「氷河の排水システムの形成と変化」

低温基礎科学部門

  1. 長尾  学  「植物の低温環境への適応機構について」
  2. 堀井 晃夫  「カイコ卵のフェノール酸化酵素前駆体に関する研究」
  3. 朝野 維起  「昆虫の表皮細胞におけるタンパク輸送に関する研究」

研究員

外国人研究員(客員III種)

  1. ラシュケ,エールハルト (期間;平成13年2月1日〜4月30日)
    「気候システムにおける雲水・放射過程に関する研究」
  2. マハジャン,プネット (期間;平成13年5月15日〜8月14日)
    「彗星と低温積雪の微細構造に関する研究」
  3. クロモーバ,タチアナ (期間;平成13年8月27日〜11月26日)
    「地域雪氷データベース構築」
  4. シモネイ,バーント (期間;平成14年1月8日〜4月12日)
    「海洋エアロゾル中の有機化合物に関する研究」

外国人研究員(COE)

  1. デイヴィス,アンドリュー・ジョン (期間;平成13年3月16日〜平成14年2月27日)
    「生物多様性を促進する多種共存機構」
  2. シコス,ギョルギイ (期間;平成13年6月4日〜平成14年5月29日)
    「昆虫のクチクル構造機構に関する研究」
  3. 張 文霞 (期間;平成13年9月3日〜平成14年3月29日)
    「中国大陸におけるショウジョウバエ類の旧北区要素と東洋区要素の生物地理学的関係」

日本学術振興会外国人著名研究者(低温科学研究所上席招へい研究員)

  1. 大村  纂 (期間;平成13年8月1日〜9月30日、平成14年2月1日〜2月28日))
    「北極圏における気候変動が地球全体の温暖化に与える影響の総合的な研究」

日本学術振興会 研究者交流事業

  1. レッパランタ,マッテイ (期間;平成13年10月21日〜11月3日)
    「オホーツク海とバルト海の海氷気候の比較研究」

日本学術振興会 外国人招へい研究者(短期)

  1. マドリュード,ブラット (期間;平成14年1月17日〜3月17日)
    「温暖氷河の内部及び底部における水の浸透、流下過程」

日本学術振興会 特別研究員

  1. (寒冷海洋圏科学部門)

  2. 松本 公平  「海洋堆積物の分子同位体地球化学的分析に基づく地球環境変動の解析」
  3. 猪上  淳  「寒冷海洋圏におけるメソスケール大気・海洋相互作用に関する研究」
  4. (寒冷陸域科学部門)

  5. 深澤 倫子  「南極ドームふじコア氷における空気分子の存在状況に関する研究」
  6. 青木 賢人  「東アジア地域における第四紀氷河環境変動」
  7. (低温基礎科学部門)

  8. 山本  聡  「太陽系周縁領域における固体微粒子の関与する物理素過程の研究」
  9. 桑原 慎子  「アブシジン酸誘導性遺伝子を利用した耐凍性、耐病性植物創出のための基礎的研究」
  10. 山尾 真史  「遺伝子ノックアウト技術を用いた家蚕のフェノール酸化酵素前駆体活性化系に関する研究」
  11. (寒冷圏総合科学部門)

  12. 平井 喜幸  「森林節足動物の生物多様性評価法の基準化に関する研究」

日本学術振興会 外国人特別研究員

  1. (寒冷陸域科学部門)

  2. シュトール,ペーター  「植物の種多様性と競争排除の速度」
  3. (低温基礎科学部門)

  4. パベルカ,ヤロスラフ  「昆虫の休眠誘導における細胞成長因子の機能に関する研究」

受託研究員

  1. (低温基礎科学部門)

  2. 西村 良浩  「氷結晶の一方向成長におけるパターン形成及び界面現象に対する微少重力効果」

研究員(民間等との共同研究)

  1. (寒冷陸域科学部門)

  2. 深澤 倫子  「氷内部および界面に存在する気体分子の拡散と組織化」

低温科学研究所外国人客員研究員

  1. (寒冷圏総合科学部門)

  2. 胡 耀光 (期間;平成12年4月1日〜平成14年3月31日)
    「サキグロショウジョウバエ属を中心とするショウジョウバエ属の系統解析」
  3. プリジャン,ステファン (期間;平成12年10月1日〜平成13年12月31日)
    「東南アジア産キノコ食ショウジョウバエ類の分類学的、分子系統学的研究」
  4. 陳 宏偉 (期間;平成13年4月1日〜6月30日)
    「カブトショウジョウバエ亜科の系統関係」

見学者・外国人研究者の来訪者(平成13年度)

見学者

国 内 国 外
身 分 件数 人数 身 分 件数 人数
中学生 1 50 留学生 1 5
高校生 3 139 JICA研修生 1 8
大学生 2 37 大学関係者 2 8
高校教諭 1 2 その他 - 13
官公庁職員 28 113
その他 10 281
45 622 4 34
合計 49件 656名

外国人研究者の来訪者

(来訪順)

国名 所属 氏名 期間(日)
アメリカ アメリカ農業研究所 研究室長 マーシャルローブ 2001.5.18〜20
トルコ Gazi大学 教授 Ibrahim Gurer 2001.5.31
アメリカ ワシントン大学 教授 Stephen C. Riser 2001.6.28〜30
アメリカ カーネギーメロン大学 教授 R.F.Sekerka 2001.7.20〜8.7
中国 中国科学院植物研究所 教授 Zong-Qiang Xie 2001.8.18〜8.29
韓国 忠北大学 学生 Sang-Chan Nam 2001.8.19〜8.27
台湾 台湾林業試験所 助手 Sheng-Shan Lu 2001.8.19〜8.25
ポーランド Jagiellonian大学 教授 M.J.Wojcik 2001.8.23〜25
フランス マルセーユ大学 助教授 Yann Ternois 2001.9.14〜21
イギリス ダーハム大学 大学院生 James Bendle 2001.9.18
スペイン CSIC、バルセロナ 教授 Joan O.Grimalt 2001.9.18
カナダ 国立水資源研究所 主任研究員 ウィリアム.M.シェルツワー 2001.10.6〜11
カナダ サスカチュワン大学地理学教室 教授 ローレンス・マルツ 2001.10.6〜12
カナダ マクマスター大学地理学地質学教室 教授 ミンコー・ウー 2001.10.6〜11
カナダ マギル大学大気海洋学教室 教授 ジョン・ジャーカム 2001.10.6〜11
カナダ カナダ気象局 主任研究員 キット.K.スゥゼット 2001.10.7〜13
ロシア ロシア科学アカデミー永久凍土研究所 研究室長 アレキサンダー・フェドロフ 2001.10.7〜12
ロシア ロシア科学アカデミー雪氷陸水圏生物学研究所 助手 Aleksander D. Stepanov 2001.10.9〜10.22
スイス ロザンヌ大学 教授 Peter Vogel 2001.10.12〜15
フィンランド University of Helsinki 教授 Matti Lepparanta 2001.10.18〜23
フィンランド University of Helsinki 研究員 Leena Lepparanta 2001.10.18〜23
アメリカ アラスカ大学フェアバンクス校北極圏研究センター センター長 Akasofu,S. I. 2001.11.19-23
アメリカ アラスカ大学 教授 Hinzman 2001.10.22〜10.26
スイス スイス国立工科大学 教授 Heinz Blatter 2001.11.11〜17
カナダ マギル大学 教授 J.J.Xu 2001.11.21〜23
アメリカ オレゴン州立大学 教授 B.R.T.Simoneit 2001.11.28
アメリカ アラスカ大学水環境研究センター 教授 D.Kane 2001.12.2〜6
デンマーク コペンハーゲン大学ニールスボア研究所 準教授 H.B.Clausen 2001.12.4〜6
ロシア ロシア森林局ヤクーツク支所 副支所長 N.Sedinic 2001.12.19-24
フランス グルノーブル大学 研究員 Pierre-Louis Olivier 2002.1.5〜9
ロシア ロシア地理学研究所 上級研究員 Bulat Mavlyudov 2002.1.17〜3.17
スイス 雪(I%雪崩研究所 主任研究員 Lehning M. 2002.1.22〜1.28
中国 天山積雪雪崩研究所 所長 Xu Junrong 2002.1.25
中国 地球環境研究所 研究員 Liu Xiaodong 2002.1.25
スイス 雪(I%雪崩研究所 主任研究員 Spreitzhofer G. 2002.1.26〜1.28
ノルウェー ノルウェー科学技術大学 教授 Norem H. 2002.2.1
カナダ マギル大学 教授 J.J.Xu 2002.2.18〜24
イギリス 耕地作物研究所 教授 Richard Harrington 2002.2.18〜2.28
フィンランド University of Helsinki 教授 Matti Lepparanta 2002.2.21〜27
中国 Polar Research Institute of China 教授 Jiancheng Kang 2002.2.23〜3.1
フランス Laboratoire d'Oceanographie de Villefranche 教授 Louis Legendre 2002.2.23〜3.1
韓国 KongJu National University 教授 Hong-Ryeol Shin 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of Alaska Fairbanks 教授 John Kelley 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of Alaska Fairbanks 教授 Vera Alexander 2002.2.23〜27
アメリカ University of Hawaii 技術員 Robert Anderson 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of Hawaii 技術主任 Roger Davis 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of Hawaii グループ長 Margo Edwards 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of Hawaii 大学院生 Jennifer Engels 2002.2.23〜3.1
アメリカ University of California 大学院生 Andrey Shcherbina 2002.2.23〜3.1
イギリス University of Southampton 大学院生 Clare Postlethwaite 2002.2.23〜3.4
ロシア Arctic & Antarctic Research Institute 研究室長 Vasily Smolyanitsky 2002.2.24〜3.1
ロシア Arctic & Antarctic Research Institute 主任研究員 Zalman Gudkovich 2002.2.24〜3.1
ロシア Pacific Oceanological Institute 副所長 Vyacheslav Lobanov 2002.2.24〜28
ロシア Pacific Oceanological Institute 主任研究員 Valery Sosnin 2002.2.24〜28
ロシア Pacific Oceanological Institute 主任研究員 Vyacheslav Dubina 2002.2.24〜28
ロシア Pacific Oceanological Institute 研究室長 Leonid Mitnik 2002.2.24〜28
ロシア Sakhalin Oil and Gas Institute 研究室長 Anatoly Polomochnov 2002.2.24〜3.2
ロシア Sakhalin Oil and Gas Institute 主任研究員 Guennadi Sourkov 2002.2.24〜3.2
ロシア Sakhalin Oil and Gas Institute 副所長 Alexandr Kryazhkov 2002.2.24〜3.2
ロシア Sakhalin Oil and Gas Institute 技術主任 Olga Kryazhkova 2002.2.24〜3.2
ロシア Far-Eastern State Technical University 教授 Alexandr Bekker 2002.2.24〜28
ロシア Far-Eastern State Technical University 講師 Tamara Mikhailiouk 2002.2.24〜28
ロシア Pacific Research Fisheries Centre 研究室長 Vladimir Belyaev 2002.2.24〜28
アメリカ University of Washington 教授 Seelye Martin 2002.2.24〜28
アメリカ University of Washington 研究員 Julie Coryell 2002.2.24〜28
カナダ National Research Council 主任研究員 Ahmed Derradji-Aouat 2002.2.24〜3.2
カナダ National Research Council 主任研究員 Michelle Johnston 2002.2.24〜3.1
フィンランド Kvaerner Masa-Yards 研究員 Matti Arpiainen 2002.2.24〜28
フィンランド Kvaerner Masa-Yards 研究員 Kimmo Juurmaa 2002.2.24〜28
フィンランド Kvaerner Masa-Yards 研究員 Goran Wilkman 2002.2.24〜28
ドイツ Tethys Geoconsulting GmbH 主任研究員 Nicole Biebow 2002.2.24〜28
イタリア CNR 主任研究員 Marcello Manzoni 2002.2.24〜3.1
ロシア Pacific Oceanological Institute 研究室長 Sergey Gladyshev 2002.2.25〜28
アメリカ アラスカ大学工学部 教授 S.Huang 2002.2.28〜3.5
アメリカ アラスカ大学工学部 教授 Y.Shur 2002.2.28〜3.5
カナダ Canadian Hydraulics Centre 研究員 M.Johnston 2002.3.1〜5
アメリカ オレゴン州立大学 教授 Tony H.H.Chen 2002.3.1
デンマーク アールス大学 教授 Volker Loeschke 2002.3.1〜3.9
ロシア ロシア科学アカデミー永久凍土研究所 研究室長 A. Fedorov 2002.3.19〜28
ロシア ロシア科学アカデミー永久凍土研究所 主任研究員 V.Rukakov 2002.3.19〜28
ロシア ロシア科学アカデミー永久凍土研究所 主任研究員 P.Konstantiniv 2002.3.19〜28
ロシア ロシア科学アカデミー永久凍土研究所 研究員 R.Argounov 2002.3.19〜28
ロシア ロシア科学アカデミー凍土圏生物問題研究所 主任研究員 A.Isaev 2002.3.19〜28
ロシア ロシア科学アカデミー凍土圏生物問題研究所 副所長 R. Dessiatkine 2002.3.19〜28

(ロシア24,アメリカ19,カナダ10,フィンランド6,中国4,スイス4,フランス3,イギリス3,韓国2,デンマーク2,トルコ・台湾・ポーランド・スペイン・ノルウェー・ドイツ・イタリア各1 計84名)


国際共同研究(平成13年度)

(韓国)

(ネパール)

(ロシア)

(ドイツ)

(スイス)

(ポーランド)

(イギリス)

(チェコ)

(フィンランド)

(アメリカ)

(カナダ)

(アルゼンチン)

(複合地域)


出版物および図書

出版物 (平成13度)

低温科学 物理篇資料集 60輯、68頁

図書

平成14年4月1日現在

  1. 蔵書数
    図 書(冊)雑 誌(種)
    全蔵書数和書洋書 全所蔵種類数和雑誌洋雑誌
    30,7639,054 21,7091,306 593713
  2. 年間受入数
    図 書(冊)雑 誌(種)
    総受入冊数和書洋書 総受入種類数和雑誌洋雑誌
    35867 291594 304290
  3. 年間貸出状況
    区分貸出者数(人) 貸出冊数(冊)
    所内所外所内所外
    職 員74 47121 11663179
    院生・その他87 59146 12979208
    161 106267 245142387

土地・建物

  1. 土地
    札幌 33,750m²
    紋別 3,462m² (庁舎敷地)
    145m² (艇庫敷地)
    797m² (公務員宿舎敷地)
    合計 38,154m²
  2. 建物
    札幌 研究棟 2,892m² (昭43.3)
    1,065m² (昭50.12)
    研究棟新館 2,441m² (平12. 3)
    低温棟 2,342m² (昭43.11)
    分析棟 1,622m² (平9.3)
    車庫他 525m²
    紋別 研究棟 449m² (昭41.3)
    183m² (昭46.10)
    宿泊棟 338m² (昭53.11)
    艇庫 70m² (昭41.3)
    車庫他 135m²
    問寒別 雪崩観測室 125m² (昭40.11)
    苫小牧 凍上観測室 81m² (昭47.11)
    母子里 融雪観測室 116m² (昭53.3)
    9m² (平3.11)
    渓流観測室 3m² (昭60.1)
    12,396m²
    紋別 公務員宿舎 233m²
    合計 12,629m² (公務員宿舎も含む)

技術部

技術部は第1〜第3機器開発室、電子測定機器室、化学分析室、および流氷研究施設(紋別)の観測解析室から構成され、それぞれの専門の技術職員をもっている。そこでは研究支援のため次のような重要な役割を担っている。

  1. 実験装置や計測・観測器材の設計および製作
  2. 各種の化学分析機器を用いた高精度の分析
  3. 既存装置の野外や低温度仕様への改良
  4. 特殊装置を用いた学生実験の指導。

機器開発室には精密工作機械や木工加工機械を備え、各種材料の加工や実験装置・観測器材の設計製作、耐寒性向上の改良を行っている。近年ここで設計製作した特殊機器には次のものがある。

  1. 氷コア採取用電動メカニカルドリル:南極・北極の氷河・氷床の氷資料採集用ドリルで卓越した性能には定評があり、世界各地の研究者から引合いがあった
  2. 超高真空氷膜作成、評価装置:彗星や外惑星の起源を解明するためのシミュレーション装置で、超高真空下-263℃で氷膜を作成し、その構造を調べる装置である
  3. 電気伝導度測定装置(EMC):南極ドーム氷床掘削現場で使用する氷コアの解析装置。長さ2mの氷試料の伝導度が連続測定できる。

流氷研究施設には、オホーツク海沿岸に3基のレーダ局、紋別港に結氷域気象海象観測塔(海氷タワー)を備えており、観測解析室ではこれらの観測設備の保守、データ収集、資料解析および、海氷の実験指針・作業の安全マニュアルの作成を行っている。

電子測定機器室では計測機器類とコンピュータのインターフェースの作成、各種レーダ(ドップラー、ミリ波、音波)の運用、電子機器類の設計・製作・保守を行っており、また計測に関する技術相談にも応じている。成果の一例として、

  1. 超精密温度計ディジタルI/Oとパソコンのインターフェース
  2. 超音波風速計4成分出力レベル変換器の設計製作
  3. EWS(Engineering Work Station)によるドップラーレーダ・データの変換および光ディスクへの書き込み、読みだしプログラムの開発
  4. ドップラーレーダの空中線仰角設定の自動化等がある。

化学分析室では、主として昆虫の血液や外皮にごく微量に存在するタンパク質について既存の精製法および、分析法の改良にとりくんでいる。

技術部組織図

技術専門職員
先任技術専門職員 観測解析技術主任
技術専門職員 (兼) 技術官補
技術専門職員
所長 ── 技術部長 ── 副技術部長 技術班長───── 機器開発技術主任 技術官
(教官兼任) (教官兼任) 技術専門職員 (兼) 技術職員
先任技術専門職員 特機開発技術主任 技術専門職員
 技術専門職員

分析棟

2階建、延べ床面積1,622m²
空調実験室16室(519m²)
クリーンルーム 3室(111m²)
低温クリーンルーム−20℃ 2室( 64m²)
超低温保存室−50℃ 1室( 65m²)
低温保存室−20℃〜−50℃1室( 41m²)
低温室−20℃4室(137m²)
低温室+5℃〜−20℃ 2室( 49m²)

低温実験室

一般低温室小低温室0℃〜−40℃22室(182m²)
中低温室0℃〜−20℃2室( 61m²)
準備室 0℃〜−20℃2室( 94m²)
前室0℃〜−20℃3室( 30m²)
大型低温室0℃〜−30℃1室( 86m²)
低温風洞室前室含む 0℃〜−30℃2室(157m²)
極低温室19号室−60℃
20号室−80℃2室( 18m²)
精密低温室2室( 24m²)
36室(652m²)

低温機関室

機械類ユニット冷凍機2基(風洞系ブライン用)
2基(−28℃ブライン用)
2基(−48℃ブライン用)
冷凍機2基(極低温室直冷用)
クーリングタワー2基
操作監視盤2面
自家用発電機1基
面 積低温機械室287m²
監視室32m²
自家発電室32m²
351m²

観測室

雪崩観測室雪崩及び雪崩に関する斜面積雪の諸現象を継続的に観測、実験するため北大天塩研究林内(幌延町問寒別)に設置されている。
凍上観測室凍上現象を継続的に観測するため野外現場を設定し、併せて凍上防止対策を基礎的に研究するため、北大苫小牧研究林内に設置されている。
融雪観測室融雪現象並びに融雪水の河川への流出機構などを調査研究するため、北大雨龍研究林内(幌加内町母子里)に設置されている。

主な研究機器

  1. リアルタイム画像処理装置
  2. 極低温質量分析装置
  3. マッハツェンダー干渉装置
  4. 光ファイバー流速計
  5. 低温風洞装置用送風モーター及び風速制御装置
  6. テンシロン万能試験機
  7. リアルタイム画像アナログ高速システム
  8. 高感度イオン分析システム
  9. 超低温試料観察電子顕微鏡システム
  10. 水分検層自動計測システム
  11. 高感度示差走査熱量計
  12. レーザー低温顕微鏡
  13. 係留ゾンデシステム
  14. 水文気象観測システム
  15. 高速液体クロマトグラフ
  16. ドップラーソーダーシステム
  17. ラジオゾンデ自動追跡装置
  18. 高速三次元ドップラーレーダー装置
  19. ゾンデ回収用受信装置
  20. 大気境界層観測用レーダーシステム
  21. 流氷観測用レーダー
  22. 流氷レーダー信号処理装置
  23. 流氷領域気象海象観測システム
  24. 赤外線方式炭酸ガス水蒸気変動システム
  25. 万能材料試験機(インストロン)
  26. 高速度動作解析システム
  27. リモートセンシングシステム
  28. 着氷力測定装置
  29. 近赤外ビデオカメラ
  30. 共焦点レーザー走査顕微鏡システム
  31. 自動X線回析装置
  32. SMART System/μPeakモニターシステム
  33. CN分析システム
  34. 生体成分解析システム
  35. イメージング解析システム
  36. レーザーイオン化質量分析計
  37. ガスクロマトグラフ質量分析計
  38. 長距離顕微鏡
  39. DNA分析システム
  40. 顕微ラマン分光測定装置
  41. 蛋白核酸精製定量システム
  42. オートアナライザー
  43. 極低温超高真空原子間力顕微鏡
  44. 安定同位体比質量分析装置
  45. 質量検出器
  46. EI専用質量分析計
  47. ガスクロマトグラフ
  48. 熱分布解析装置
  49. レーダー遠隔制御システム
  50. センチ波レーダー
  51. 高照度型低温恒温室
  52. 遠心機
  53. 放射・熱収支測定装置
  54. 自動気象追跡装置
  55. 地中探査装置
  56. 自動気象観測装置
  57. 気象水文観測装置
  58. 四重極質量分析計
  59. 海洋係留観測システム
  60. 高分解能型瞬間マルチ測光システム
  61. マルチラベルカウンター
  62. 多連装人工気象器
  63. ファラデー変調高速エリプソメータ
  64. キャピラリー電気泳動システム
  65. 赤外線放射温度計
  66. 放射能測定装置
  67. 全自動タンパク質一次構造分析装置
  68. プロテインシーケンサー
  69. SPフローサイトメータ
  70. ライトサイクラー
  71. 真空蒸留装置
  72. 画像データ解析・処理システム
  73. マイクロ波掃引信号発生器
  74. 水素原子源
  75. 超音波方式渦相関システム
  76. 高照度人工気象器
  77. 高分解能フーリエ変換核磁気共鳴装置
  78. パルス核磁気共鳴分析計
  79. 凍結試料作成装置
  80. 超高物性試験機
  81. バイスタテックシステム
  82. デジタル式小型高倍率測定顕微鏡
  83. ウルトラミクロトーム
  84. 赤外顕微分光光度計
  85. 低温実験用動的光散乱光度計
  86. カラーハイスピードビデオカメラ
  87. 温度画像解析装置超高速赤外線用カメラ
  88. カラーデータシステム
  89. 環境生物相互作用解析システム
  90. 降雪ダイナミックス移動観測システム(ドップラーレーダー)
  91. 氷床コア解析システム
  92. 天然有機物質分析システム
  93. 自動X線解析システム
  94. 海氷動態観測システム装置
  95. 生物資料解析システム
  96. 流氷観測レーダ装置
  97. 生体分子相互解析装置
  98. AKTAexplorer
  99. 位相シフト解析ソフトウエア

海外学術拠点(平成9年度から平成13年度)

(韓国)

(台湾)

(中国)

(モンゴル)

(マレーシア)

(ネパール)

(ロシア)

(ノルウェー)

(フィンランド)

(イギリス)

(スイス)

(フランス)

(カナダ)

(アメリカ)

(チリ)

(南極)


北海道大学 低温科学研究所