HOME | 飼育水槽 | 両生類(水陸両棲種)用水槽の自作

 
水陸両棲の両生類用の底面濾過水槽の自作

 
 
基本的な製作手順は,「背面ろ過水槽」や「側面ろ過水槽」と同じでので,細かい部分はそちらを参照して下さい。
サンショウウオなどの水陸両生類(成体)の飼育には,水場がある湿度の高い陸上の環境が必要になります。ここでは,曲げガラス水槽(W46.0×D30.0×H34.0)の中に,小川がある陸上部,底面濾過の池,陸上部の下部に濾過槽,背面にポンプを設置した「両生類(サンショウウオ)用水槽」を作ります。
 

準備するもの>
・ 水槽(コトブキ工芸 プログレ 曲げガラス水槽,46.0×30.0×34.0,42L)

  • アクリルカッター,接着剤(バスコーク),電動ドリル,マスキングテープ,アクリルを曲げるヒーター
  • アクリル板
  • 水槽用の濾過マット(多層式のもの)
  • 活着君(保水マット)
  • 苔テラリウム用の土(丸粒)
  • 溶岩石や砂利
  • 苔やシダ

 

 
1. 大きなアクリル板から,

  • ① 44.0 cm × 17.0 cm(ブラック)
  • ② 44.0 cm × 13.5 cm(ブラック)
  • ③ 23.0 cm × 15.8 cm(ブラック)
  • ④ 44.0 cm × 14.0 cm(透明)
  • ⑤ 5.0 cm × 15.4 cm(透明,6個)

の板を切り出します。
 

 

 
2. ⑤にドリルで穴を空け,中央部で90℃に曲げます。
 

 
 

 
3. ④を水槽の背面から7.9cmの部分に接地し(接地の角は,あらかじめ少し削っておきます),接着材で固定します。
 

 

 
4. ②を,④から9.0cmの位置に,水槽の底から2.0cm上部に設置し,接着材で固定します。
 

 
 

 
5. ⑤を濾過槽の中に立てて設置します。
できるだけ,上部にくる板の重さを分散して支えられるように設置します。
 

 

 
6. ①の板と,③を90度に曲げた物を仮にのせて接着はしません),問題糖がないかを確認します(接着はしません)。
 

 

 
7. 猫よけのトゲトゲマットと,その上に,濾過マットを設置する。
 

 

 
8. ①の板に,接着剤と砂利,丸粒土をつかって,水路をつくります。
 

 

 
9. ①の板を,設置します。この時にポンプも設置します。
 

 

 
10. 保水マットを貼り付けます。
 

 
8. 完成です。丸粒土をいれ,コケやシダを植えてから,ポンプを動かして,1,2ヶ月間放置します。コケが根付いたら,生体をいれます。