装置開発室での最近の仕事を紹介します。随時新しい仕事を更新していく予定です。
最終更新 Tue, 25-Jun-2024 11:43
倒立型の液相チャンバーの製作を行いました。このチャンバーは過冷却の水の中を成長する氷の界面をリアルタイムで観察できるチャンバーです。液中の温度を高精度に調整できるほか、全反射照明用のプリズムを内蔵しており、エバネッセント光を用いて氷界面上の不純物も高感度で観察できる仕様になっています。
大雪山旭岳での雪の成長、昇華実験に同行し、雪洞の製作(中写真)と雪の結晶の採取・撮影などの実験補助(右写真)を行いました。
森林総合研究所との共同研究で降雪観測装置(ディスドロメーター筐体) の製作を行いました。ディスドロメーターは降雪粒子の粒径・落下速度毎の空間粒子濃度を観測する装置で、今回はアルミフレームに塩ビ版とステンレス版を組み合わせ製作し、各種測定装置などを取り付けられるようにしました。(左、中写真)屋外に設置した様子(右写真)
北大の技術職員を対象に、簡単な電気系の修理を自分で挑戦できるようになることを目的として、「電気系修理技術習得のための基礎講座」を開催し、その講師を務めました。ちょっとした電源周りのトラブルへの対応方法や、半田付けの基礎などを実習を通して学んでいただきました。
航空会社指定のアルミフレームを組み合わせて実験装置を固定するラックを製作しました。(左写真) 実験に必要な電源装置や記録装置・ディスプレイの他、実験チャンバーを液体窒素温度に冷却できるタンクや チャンバーを収納しているボックスを固定しています。 さらに冷却タンク内でチャンバーを保持し、また取り出しやすくするためのホルダーも製作しました。 今回航空機実験に使用したNovespace社(フランス)の航空機(右写真)、技術職員も実験フライトに同乗し実験の補助を行いました。
土壌から放出される二酸化炭素を測定するための自動開閉式チャンバーを製作しました。今回は塩ビ製とアクリル製の2種類を製作し、自動で上部の蓋が開閉するように制御回路の製作も行いました。(左写真)実際に設置した様子(右写真)