低温科学研究所技術部は、法人化に伴い、これまでの特徴を生かしつつ新たな研究展開にも十分対応できるように、装置開発室、先端技術支援室、共通機器管理室の三室からなる研究支援体制で新たにスタートしました。技術部は研究教育に関わる機器開発や、環オホーツク地域、南極・北極域など広範囲にわたる野外観測に同行し、観測機材の運用・保守ならびに機器の改良などの技術支援を行い、研究所のプロジェクトの推進に大きく貢献しています。
装置開発室では,様々な工作機械を備え、金属、樹脂、木材など各種材料の加工ならびに実験装置・観測装置の設計・製作・改良などを行っています。また各種実験装置・観測装置制御部の電気・電子系統の設計・製作も担当し、実際に制作した装置の実験、観測の支援なども行っています。
先端技術支援室では、野外観測の支援の他、特殊設備及び各種観測機器類の技術支援、サーバ・ネットワーク管理、および生物・化学分析の支援などを行っています。
共通機器管理室では、所内の空調設備と冷凍設備の保守・点検などを行っています。
低温科学研究所技術部では毎年、技術報告会を開催しています。技術報告会には技術職員・教員・院生等が参加し、それぞれの立場から、技術部の関わった業務や研究の技術的な発表を行っています。 また、その発表内容をまとめた技術報告集も刊行しています。
令和6年度技術報告会