場所: 北海道大学 低温科学研究所 新棟3F 講堂

日時: 2006年7月31日 13:30 〜8月2日 12:30

星間物質ワークショップ 2006

(低温科学研究所 共同研究集会)

宇宙は極限環境下の「実験室」として,これまでに多くの新しい問題を化学の広い分野に提起してきました.また,同時に,化学・物理的視点も宇宙の研究になくてはならないものとなりつつあります.このワークショップは,広い意味で宇宙の化学・物質に関心をもつ研究者,大学院生,学生の方々が,それぞれの研究成果や問題意識を共有する機会として企画しました.とくに物質レベル,原子分子レベルでの実験・理論研究の展開に焦点を合わせ,現在・あるいは将来の宇宙観測とのつながりを探りたいと思います.化学,惑星科学,物理学,天文学の広い分野の方々の参加を歓迎します.


招待講演者(現在までにご講演の承諾を頂いた方々と講演仮題.敬称略)

岡 朋治 (東大院・理)
 「銀河系中心領域の星間物質」
川口建太郎 (岡山大・理)
 「生体関連物質の探査とDiffuse Interstellar Bandsの観測」
倉本 圭 (北大院・理)
 「分子雲におけるCO分子光解離に対する自己遮蔽効果:酸素同位体分別の起源」
高桑繁久 (国立天文台ALMA)
 「サブミリ波分子輝線観測で探る原始星星周エンベロープの温度構造と内部運動」
高遠徳尚(国立天文台ハワイ観測所)
 「カイパーベルト天体に見られる結晶質氷とその成因」
高橋順子 (明治学院大)
 「星間塵表面反応に関する理論的研究の最近の動向(レビュー)」
武次徹也 (北大院・理)
 「非断熱遷移を考慮したab initio分子動力学法による星間分子解離性再結合反応のダイナミクス」 
日高 宏 (北大・低温研)
 「星間塵表面反応に関する実験研究の現状(レビュー)」
野村英子 (神戸大院・自然)
 「大質量星形成領域の化学モデルと分子輝線観測」
望月優子 (理研)
 「南極氷床コアからさぐる超新星の歴史と太陽活動の履歴」
山本 智 (東大院・理)
  「ALMA現状と会議報告」


ファーストサーキュラー(参加申し込み)

講演申し込みは締め切りました.おかげさまで講演数は前回とほぼ同じ42になりました.なお,ワークショップへの当日参加も歓迎致します. 

プログラム


協賛  日本化学会, 日本天文学会, 原子衝突研究協会

会場・発表機材について
会場では液晶プロジェクター,OHPが使用できます.共用のWindowsマシン(XPprofessional, powerpoint 2002インストール済み)がありますので,USBメモリ,CD等が使用できます.無線LANも使用可能です.


リンク



北海道までの旅費に関する情報(航空券,宿の確保はお早めに!)
この時期の普通航空運賃は高額ですが,早い時期であれば航空各社(JAL,ANA,AirDO,スカイマーク等)が提供する早期割引運賃が利用できます.例えば東京(羽田)〜札幌の往復で3万円台半ばからあります(6/28現在).また,格安パック旅行も1泊3日(飛行機代+1日分のホテル.後の2泊は各自で確保するシステム)で3万円後半からあります.

格安パック旅行サイト(の例)
じゃらん:
阪急トラピックス:


会場から比較的近いホテル
ホテルメッツ札幌(低温研来訪者御用達.評判がよいです)
東横イン札幌駅西口北大前(定番のホテル.朝食に無料カレーライスが食べられるという噂)
他に多数あります.


世話人

高野秀路(国立天文台 野辺山/総研大),相川祐理(神戸大),渡部直樹(北大・低温研)