PCメモ

iMovieで作成したDVDを、テレビで上下左右が切れないようにする方法


DVD製作ソフトで作った動画をテレビで見ようとすると、上下左右が切れる。
テレビにはTVセーフゾーンというものがあり...

...(中略)...

みなさんお怒りになっているようだ。


apple社も冷たい反応、というかこんなものを製品にするな。自主回収するべきじゃないの?
http://support.apple.com/kb/TS1004?viewlocale=ja_JP=ja_JP
パソコンを見ること前提に作っているなんて馬鹿げてる。

とは言っても、final cutなどの高いソフトは買えない。
やはり、買ってしまったものを最大限利用して出来るようにしたい。
作成してしまった動画をいちいちマージンを気にして作成するなんてばかばかしいです。

そこで、テレビで見られる(貧乏臭い)方法を思いついたので、ここに記載したいと思います。
4:3で作成したもの限定です。画質は落ちますが、テレビで見ること前提なので、許容範囲だと思います。

iMovieには、16:9、4:3の動画に加えてiPhone用の3:2という縦横比でも動画が作れます。
これを利用してマージンをカットします。

まず、iMovieで動画を作成します。
出来るだけ画質、音質を落としたく無いので、
「共有」→「Quicktimeを使用して書き出す...」を選択しましょう。
ここで、「ムービーからQuickTimeムービー」にします、「オプション...」でサイズをカスタムで800x600にして
これで動画を出力します。movie1.mov(4:3)←imovie1.movって書いちゃった…。



左右にのりしろを付けた動画を作成するためのプロジェクトライブラリを新規に作成します。
「ファイル」→「新規プロジェクトの作成」をクリックし
プロジェクト名:「hoge」アスペクト比:iPhone(3:2)のプロジェクトを作ります。

movie1.movをiMovieから読み込みます。
「ファイル」→「ムービーの読み込む...」
1080iビデオの読み込みサイズを「最大 - 1920x1080」にしました。

この読み込んだ動画imove1.movを「hoge」で開くと、上下が切れて表示される。
このままだと、意味が無いので、表示画面のトリミングを行う。

画像を選択して、以下の場所をクリックする。
サムネイル画像の左上に「全体表示」と「切り取り」があるので、「全体表示」をクリックする。



すると左右が切れた動画が完成する。
そして、この左右が切れた状態でムービーを作成する。

「共有」→「Quicktimeを使用して書き出す...」を選択します。
また、「ムービーからQuickTimeムービー」にし、「オプション...」でサイズをカスタム900x600で作成しましょう。



すると、左右の切れた動画が完成します(movie2.mov)。
エンコーディングする際、画質がかなり落ちますが、テレビで見ることを前提としていますので、
許容範囲だと思います。

さらにこれを4:3のプロジェクトで上下左右のマージンが付いた動画の製作も出来ますが、
何度もエンコーディングを行うと、画質が相当落ちてしまいますので、この左右が切れている
movie2.movをそのままDVDにします。

movie2は900x600=3:2の動画ですので、iDVDで動画を作成すると強制的に4:3の動画になります。
すると、上下もマージンが付いて、ほとんどのテレビで見られるDVDが作られることになります。
自分が作った時には、下のマージンのところが緑色になったが、切れてみられなくなるよりマシ、
と考え、そのまま放置。


とりあえず、PCだとこんな感じで表示されます。画質が落ちているので、PCで見るのには不向きです。
そもそもPCでのりしろの付いた動画を見る必要は無いですね。

うーむ。
ざっと書いてみたが、正直こんな説明じゃあわからんだろうなぁ…。


北海道大学 低温科学研究所 技術部