共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

海洋コンベアベルト終焉部の生物生産・物質循環における北方圏縁辺海の役割評価 II
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 北海道大学地球環境科学研究院
研究代表者/職名 准教授
研究代表者/氏名 山下洋平

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

小畑 元 東大大気海洋研 教授

2

近藤能子 長崎大学 准教授

3

鈴木光次 北大地球環境 教授

4

南 秀樹 東海大学 教授

5

安田一郎 東大大気海洋研 教授

6

三角和宏 電力中央研究所 主任研究員

7

乙坂重嘉 東大大気海洋研 准教授

8

津旨大輔 筑波大学 教授

9

坪野考樹 電力中央研究所 主任研究員

10

平譯 享 極地研 教授

11

田中雄大 長崎大学 准教授

12

漢那直也 東大大気海洋研 助教

13

栗栖美菜子 東大大気海洋研 講師

14

高野祥太郎 京都大学 准教授

15

西岡 純 北大低温研

16

中村知裕 北大低温研

研究集会開催期間 令和 7 年 12 月 8 日 〜 令和 7 年 12 月 9 日
研究目的 地球規模海洋コンベアベルト終焉部に位置する北太平洋亜寒帯域は、生産性が世界で最も高い海域の一つである。中でも珪藻類の増殖が北太平洋の高い生産を支えている。また東カムチャツカ海流や親潮は外洋や縁辺海を通じて栄養物質を日本沿岸に運び、また日本沿岸の影響は中規模渦やジェットを通じて外洋に運ばれる。北太平洋の高い生物生産を生み出す化学的プロパティの形成過程を理解するためには、「北方圏の縁辺海を含めた北太平洋海盆スケール」と「陸と海を繋ぐ沿岸-沖合スケール」を統合した海洋循環と微量元素を含めた栄養物質循環を明らかにする必要がある。本シンポジウムではこれらに関わる最新の研究成果をもとに情報交換を図る。
  
研究内容・成果 共同研究集会で採択された課題名「海洋コンベアベルト終焉部の生物生産・物質循環における北方圏縁辺海の役割評価 II」として2025年12月8日と9日の2日間にわたり,下記の研究集会を実施した。研究集会のタイトルは本課題に密接に関わる 「西部北太平洋の沿岸-外洋を繋ぐ海洋循環・物質循環・海洋生態系研究」とし,参加者のべ30人以上のもと21件の話題提供があり,北太平洋や縁辺海海域における栄養物質循環と生物生産に関する活発な議論を実施した。下記に研究集会の内容を記載する。



2025年度低温科学研究所共同研究集会タイトルと研究発表課題を以下に記す



西部北太平洋の沿岸-外洋を繋ぐ海洋循環・物質循環・海洋生態系研究

「A03班の概要とナガコンブモデルの開発」

「B01班の概要と南部オホーツク海および沿岸親潮の植物プランクトンブルーム発生要因と生物ポンプ」

「漁業データと環境DNAから読み解く北海道太平洋東部沿岸における海水温上昇と小規模漁業への影響」

「腐植様溶存有機物を用いた沿岸親潮水の起源推定:Lライン観測」

「沿岸域における蛍光性溶存有機物-細菌群集の関係と生物由来の栄養塩影響についてえる」

「春季の厚岸湖における細菌群集構造比較」            

「道東沖で発生する春季ブルームの経年変動に対する暖水渦の役割」

「ベーリング海西部におけるマンガンと鉛の挙動」

「親潮域の生産を支える外洋からの鉄のリターンパス:数値シミュレーションによる検証」

「南部オホーツク海における微細藻類の冬季から春季への動態とその沿岸親潮水へのリンケージ」

「北海道南東部における春季ブルームの季節性に対する海洋環境変化の影響」                

「海洋コンベアベルト終焉部に位置する北太平洋の物質循環の課題とその進展」

「放射性炭素で紐解く北西太平洋におけるDOC動態」

「西部ベーリング海周辺海域における鉄有機配位子分布」

「北太平洋亜寒帯域における海水中鉄安定同位体比の季節変化」

「ベーリング海における腐植様溶存有機物の分布解析:堆積物からのSi供給評価に向けて」

「北太平洋の海底境界層におけるケイ素の分布と挙動」

「北太平洋亜寒帯海域でのシリカ輸送:P14/P01観測から」

「ベーリング海西部および北太平洋亜寒帯における亜鉛とケイ素のデカップリング」

「西部北太平洋における粒子態微量元素の分布:元素濃度比と起源」

「潮汐による鉛直混合が北太平洋の栄養塩循環に与える影響」
  
研究集会参加人数 30 人