共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
永久凍土に関連した分野横断研究に関する研究集会 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 福山市立大学 |
研究代表者/職名 | 教授 |
研究代表者/氏名 | 澤田結基 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
渡邊達也 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 特任主任研究員 |
2 |
末吉哲雄 | 北見工業大学 | 准教授 |
3 |
斉藤和之 | 海洋研究開発機構 | 主任研究員 |
4 |
原田鉱一郎 | 宮城大学 | 准教授 |
5 |
池田敦 | 筑波大学 | 准教授 |
6 |
石川守 | 北海道大学 | 准教授 |
7 |
渡辺晋生 | 三重大学 | 教授 |
8 |
飯島慈裕 | 東京都立大学 | 教授 |
9 |
中澤暦 | 富山県立大学 | 講師 |
10 |
大石雅人 | 精研 | 研究員 |
11 |
柳谷一輝 | 宇宙航空研究開発機構 | 研究員 |
12 |
阿部隆博 | 三重大学 | 准教授 |
13 |
松岡憲知 | 茨城大学 | 特任教授 |
14 |
梅澤和寛 | 静岡県立大学 | 助教 |
15 |
蟹江俊仁 | 北海道大学 | 教授 |
16 |
永淵修 | 福岡工業大学 | 研究員 |
17 |
白岩孝行 | 北大低温研 | |
18 |
福井学 | 北大低温研 |
研究集会開催期間 | 令和 7 年 2 月 20 日 〜 令和 7 年 2 月 21 日 |
研究目的 | 永久凍土の分布は土壌の性質や植生と密接に永久凍土の衰退が急速に進んでいる。永久凍土の分布の変化は、地盤の沈下や植生や水循環の変化といった直接的な影響に加え、これまで凍土中に凍結保存されていた微生物や化学物質の動態の変化を通して、人間生活・社会生活にも大きな影響を与え始めている。このような永久凍土の複雑な動態・変化の現状を把握するためには学際的な広がりのある研究が必要となる。本研究集会は永久凍土および永久凍土に関連する分野に関する幅広い議論を行う場として、低温科学研究所内外の関係する専門家が参集し、最新の知見を交換することでさらに新たな共同研究の可能性を開拓することを目的とする。 |
研究内容・成果 | 全国の大学研究機関から38名の研究者(うち大学院生5名,オンライン参加10名を含む)が集まり,最新の知見や進行中の研究プロジェクト内容について発表と議論を行った。プログラムは大きく2部構成とし,セッション「北極圏および北東アジアの永久凍土」では発表12件,「国内の永久凍土と周氷河地形」では9件の発表があった。それぞれのセッションの最後には30分の総合討論の時間を設け,進行する温暖化の影響を強く受ける永久凍土に関連する研究が進むべき方向性について議論が行われた。 また,1日目の最後の時間帯には,今後の国内の凍土コミュニティのあり方について議論する時間を設け,コミュニティの拡大や若手の育成について意見交換がなされた。今回の研究集会のように幅広い分野の研究者が集まることには大きな意義があること,また準備次第ではさらにコミュニティを拡大できうる可能性があることなどが指摘された。 今回の研究集会は,永久凍土をテーマとした集会としては過去最大の規模となり,成果発表のみならず将来への具体的な展開が議論されたことにおいて,大きな成果を得られたと考えられる。 |
研究集会参加人数 | 38 人 |