共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
冬眠休眠研究会2023 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 理化学研究所生命機能科学研究センター |
研究代表者/職名 | チームリーダー |
研究代表者/氏名 | 砂川玄志郎 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
砂川 玄志郎 | 理化学研究所BDR | チームリーダー |
2 |
志水 泰武 | 岐阜大学 連合獣医学研究科 | 教授 |
3 |
高松 信彦 | 北里大学理学部 | 名誉教授 |
4 |
高橋 徹 | 筑波大学医学医療系・分子行動生理学 | 研究員 |
5 |
中根 達人 | 名古屋大学 ItbM | 研究員 |
6 |
堀井 有希 | 岐阜大学・糖鎖生命コア研究所 | 助教 |
7 |
渡邊 正知 | 福山大学・薬学部・薬理学研究室 | 准教授 |
8 |
門田 麻由子 | 福山大学・薬学部・薬理学研究室 | 技官 |
9 |
塚本 大輔 | 北里大学 理学部 | 助教 |
10 |
宮崎 充功 | 広島大学医系科学研究科 生理機能情報科学 | 准教授 |
11 |
島田 奈浦子 | 理化学研究所BDR | 技術員 |
12 |
繁田 麻葉 | 理化学研究所BDR | 技術員 |
13 |
榎木 亮介 | 生命創成探究センター | 准教授 |
14 |
井上健一 | 理化学研究所BDR | 技術員 |
15 |
金 尚宏 | 名古屋大学農学部 | 講師 |
16 |
CHANG Ching Pu | 生命創成探究センター | 研究員 |
17 |
Ming-Liang LEE | 生命創成探究センター | 研究員 |
18 |
守田 啓悟 | 東京大学・理学系研究科・生物科学専攻 | 助教 |
19 |
斉藤 昌之 | 北海道大学・大学院獣医学研究院 | 名誉教授 |
20 |
清成 寛 | 理化学研究所BDR | チームリーダー |
21 |
新宮 康栄 | 北海道大学・医学部・心臓血管外科 | 講師 |
22 |
高松 信彦 | 北里大学・理学部・生物科学科 | 教授 |
23 |
高氏 修平 | 北海道大学病院 救急科 | 助教 |
24 |
深井 原 | 北海道大学・大学院医学研究院・消化器外科 | 特任講師 |
25 |
小野 宏晃 | 理化学研究所BDR | 研究員 |
26 |
夏賀 健 | 北海道大学・大学院医学研究院・皮膚科学教 | 准教授 |
27 |
梅田 眞郷 | 京都大学 | 名誉教授 |
28 |
村上 光 | 静岡県立大学・薬学部 | 助教 |
29 |
岡松 優子 | 北海道大学獣医学部 | 准教授 |
30 |
山口 良文 | 北大低温研 | 教授 |
31 |
曽根 正光 | 北大低温研 | 助教 |
32 |
山内 彩加林 | 北大低温研 | 助教 |
33 |
杉本 光 | 東京大学・理学系研究科・生物科学専攻 | 大学院生 |
34 |
坂部 寧々 | 北里大学大学院・理学研究科 | 大学院生 |
35 |
髙橋 愛佳 | 岐阜大学・応用生物科学部・共同獣医学科・ | 大学院生 |
36 |
浅野 吉政 | 東京大学・大学院理学系研究科・生物科学専 | 大学院生 |
37 |
柿本 梨佐 | 理化学研究所BDR | 大学院生 |
38 |
吉田 裕城 | 理化学研究所BDR | 大学院生 |
39 |
コウセイブン | 北海道大学・医学部・心臓血管外科 | 大学院生 |
40 |
佐藤 蓮 | 北海道大学・大学院医学院・細胞薬理学教室 | 大学院生 |
41 |
加藤 美羅 | 北海道大学・大学院獣医学研究院 | 大学院生 |
研究集会開催期間 | 令和 5 年 10 月 10 日 ~ 令和 5 年 10 月 10 日 |
研究目的 | 哺乳類の冬眠・休眠は、体温保持のための熱産生を能動的に抑制することでそれに要するエネルギーを節約することで、食料の枯渇する冬の長期間にわたる寒冷期を乗り越える現象である。こうした冬眠のロマンは古くから多くの人々を魅了してきた。しかし、冬眠に関する研究を行っている研究者が集う会は国内には特にない状況である。そこで、国内の冬眠・休眠に関連した現象について生理・分子的方面からアプローチをしている現役の研究者を中心に、各自の研究に関して、未発表データを含めフランクに議論し情報交換を行う研究会を企画することで、冬眠休眠現象に対する理解と研究者の相互交流を図ることを目的とした。 |
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研究内容・成果 | 冬眠研究者のコミュニティとして国際的には国際冬眠学会が4年に一度開催されているが、国内の学会等では冬眠に関する専門的な議論がなかなかできない側面がある。そこで、所内担当者の山口が受け皿となり、冬眠休眠研究会を過去4回開催してきた。この会は、国内の冬眠・休眠に関連した現象について生理・分子的方面からアプローチをしている現役の研究者を中心に、各自の研究に関して、未発表データを含めフランクに議論し有意義な情報交換を行うことで、冬眠休眠現象に対する理解を深める会を目指している。本研究集会は日本で他に類を見ないユニークな会といえる。 今回の冬眠休眠研究会2023では、マウス・ハムスターを用いた休眠研究・人工冬眠研究をおこなっている理化学研究所の砂川が代表、山口が世話人として低温科学研究所で開催することで、哺乳類の冬眠・休眠現象に興味を有する理学・医学・薬学などの幅広い分野の研究者に加えR5年度より山口が代表として発足した学術変革領域研究A「冬眠生物学2.0」からの新たな参加者が期待された。結果として総計58名が集まった。年代もPIから大学院生・学部学生さらには名誉教授まで、幅広い年代が集い意見公開をおこなった。一般講演の内容も、対象動物はハムスター・シマリス・マウスに加え、新しい休眠研究モデル系としてスンクス、実験手法も遺伝子発現解析・イメージング・温応答・概日リズムなど、多岐にわたる幅広い冬眠休眠に関わる話題が提供され、活発な議論が行われた。またポスターセッションの時間を長く取ることにより、現場で実験を行っている学生・研究員同士の交流も促進できたと考えている。一方で日程の関係上、これまで参加していた生態系研究者の参加が叶わなかった。次回も共同研究集会として開催する場合は、この点も考慮した日程編成が望ましい。 以上より、本研究集会により、国内の冬眠休眠研究がさらに促進される土壌が育まれたと結論される。 |
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研究集会参加人数 | 58 人 |