共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

雪氷の生態学(17)高地・低温生態系における生物地球化学的プロセスの解明
新規・継続の別 継続(H18年度から)
研究代表者/所属 東邦大学理学部
研究代表者/職名 准教授
研究代表者/氏名 千賀有希子

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

野原精一 国立環境研究所 シニア研究員

2

⻲山哲 国立環境研究所 主幹研究員

3

福原晴夫 河北潟湖沼研究所 研究員

4

久田泰広 会津大学 准教授

5

岩熊敏夫 函館工業高等専門 学校 名誉教授

6

小玉哲大 (株)フォテク 代表

7

藤原英史 (株)ドキュメン タリーチャンネル 代表

8

大高明史 弘前大学 教授

9

東城幸治 信州大学 教授

10

帆苅 信 新潟県立新潟中央 高等学校 教諭

11

永坂正夫 金沢星稜大学 教授

12

大森威宏 群馬県立自然史博 物館 主幹研究員

13

佐藤雅俊 帯広畜産大学 助教

14

藤村善安 日本工営(株) 研究員

15

福井学 低温科学研究所 教授

16

小島久弥 低温科学研究所 准教授

17

福井学 北大低温研 教授

研究集会開催期間 令和 5 年 12 月 22 日 〜 令和 5 年 12 月 22 日
研究目的   多雪地域である尾瀬ヶ原・尾瀬沼でみられるアカシボ現象を中心に、湿原の生物地球化学的プロセスについて議論することを目的に研究集会を開催する。本研究集会で、様々な研究者が研究成果を報告することにより、尾瀬ヶ原・尾瀬沼における生物地球化学的プロセスの現状と問題点、およびアカシボ現象が生物地球化学的プロセスに与える影響について理解が進む。また、釧路湿原などの様々な湿原の研究成果についても報告し、尾瀬ヶ原・尾瀬沼と比較する。最終的に、尾瀬ヶ原・尾瀬沼を中心に多雪地域の生物地球化学的プロセスを整理し、次年度に向けた研究課題を立案し、新たな研究課題に向けたアプローチと調査・実験方法について検討する。
研究集会開催直前の様子 国立環境研究所、野原先生「尾瀬の地形観測」 JAMSTEC、Tsuji先生「アカシボ微生物の多様性」
研究内容・成果 「草原の野焼きによって発生する水銀ガスの放出量と起源 ~リモートセンシングを 用いた九州阿蘇地方の事例研究~」亀山 哲・伊禮 聡・島崎 彦人・佐久間 東陽・ 米村 正一郎(国環研)
「最新の地形測量技術を用いた山地の高層湿原の地盤沈下、隆起、地滑りの観測」野原 精一(国環研)
「堆積成分からみた山岳湿原の成立過程と攪乱影響 尾瀬ヶ原湿原に流入・堆積する無機質粒子成分の特徴」村田 智吉・野原 精一(国環研)
「尾瀬ヶ原と釧路湿原池沼における溶存有機物の太陽光分解に由来する温室効果ガス放出速度の比較」小島 久明(東邦大)・野原 精一(国環研)・千賀 有希子(東邦大)
「ヤチヤナギのシュート伸長特性と、猛暑の2023年に尾瀬ヶ原でみられた異常な伸長」大森 威宏(群馬県立自然史博物館)
「尾瀬ヶ原湿原のアカシボにおけるメタン酸化細菌」梅澤 和寛(静岡県立大)
「アカシボ粒子の走査型電子顕微鏡観察」藤原 英史(ドキュメンタリーチャンネル)
「Probing the diversity of photosynthesis through study of iron-rich ecosystems」Jackson M. Tsuji(JAMSTEC)
「泥炭地湿原における窒素保持機能に関する研究」木塚 俊和(道総研)・矢崎 友嗣(明治大)・佐藤 奏衣・矢部 和夫(札幌市立大)
「太陽光発電事業地内で確認されたキタサンショウウオの保全事例〜移転による保全対策〜」照井 滋晴(NPO, PEG)
研究集会開催直前の様子 国立環境研究所、野原先生「尾瀬の地形観測」 JAMSTEC、Tsuji先生「アカシボ微生物の多様性」
研究集会参加人数 16 人