共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
雪氷の生態学(16)高地・低温生態系における長期モニタリング研究 |
新規・継続の別 | 継続(H18年度から) |
研究代表者/所属 | 国立環境研究所 |
研究代表者/職名 | シニア研究員 |
研究代表者/氏名 | 野原精一 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
亀山哲 | 国立環境研究所 | 主幹研究員 |
2 |
福原晴夫 | 河北潟湖沼研究所 | 研究員 |
3 |
久田泰広 | 会津大学 | 准教授 |
4 |
岩熊敏夫 | 函館工業高等専門学校名誉教授 | 名誉教授 |
5 |
小玉哲大 | (株)フォテク | 代表 |
6 |
千賀有希子 | 東邦大学 | 准教授 |
7 |
帆苅 信 | 新潟県立新潟中央高等学校 | 教諭 |
8 |
永坂正夫 | 金沢星稜大学 | 教授 |
9 |
小川佳子 | 会津大学 | 准教授 |
10 |
佐藤雅俊 | 帯広畜産大学 | 助教 |
研究集会開催期間 | 令和 5 年 1 月 5 日 〜 令和 5 年 1 月 5 日 |
研究目的 | 多雪地域である尾瀬ヶ原・尾瀬沼で彩雪現象の一種であるアカシボ現象が知られ、このアカシボ雪中には多様な生物群集を含み、複雑な系をなすことがこれまで明らかになった。特に分子生態学的手法や情報学的手法を用いた解析では、アカシボ微生物群集の主要なメンバーは氷河等の他の低温環境と異なる分子生物学的特徴が示された。また、厳冬期にも積雪下に多量の水の層があることが明らかになったが、温暖化による湿原生態系への長期影響、雪氷生態系の長期モニタリング手法については未解明である。本集会により、高地・低温生態系における長期モニタリングについての現状と問題について理解が進み、今後のモニタリングの方向性が議論される。 |
研究内容・成果 | 「全国の陸水域を対象とした水温の長期時空間解析 〜1982–2016年間のトレンド分析〜」亀山哲*(国立環境研究所)・Ye Feng・阿部博哉・木塚俊和・鈴木啓明・小野 理・三上英敏 「環境省モニタリングサイト1000釧路湿原サイトにおける2009年からの植生モニタリング」佐藤雅俊*(帯広畜産大学)・野原精一(国立環境研究所) 「尾瀬ヶ原池溏から発生する溶存有機物の光分解に由来する温室効果ガス-人工太陽光ライトを用いた検討-」小島久明*・千賀有希子(東邦大学) 「尾瀬ヶ原湿原で見られるアカシボがメタン動態へ与える影響」梅澤和寛*(静岡県立大学)・福井 学(北海道大学) 「尾瀬ヶ原池溏の長期モニタリングの課題 1.浅い池溏の課題, 2.ミツガシワの生態と根茎解析によるモニタリング」福原晴夫*(河北潟湖沼研究所) 「尾瀬ヶ原下田代浮島プラトーにおける池溏の30年後の植生変化」野原精一*(国立環境研究所) 「重点研究・基礎研究からの知見 1.連続無降水日数,降水連続日数,一雨降水量などの降水特性の地域間長期トレンド比較2.マイクロ波レーダーを応用した環境と動物行動の記録」1:岩熊敏夫*、2:岩熊敏夫*・野原精一 |
研究集会参加人数 | 14 人 |