共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

温度軸から捉える微生物科学最前線
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 北大低温研
研究代表者/職名 教授
研究代表者/氏名 福井 学

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

山田守 山口大中高温研 センター長

2

佐藤宏 山口大中高温研 副センター長

3

松下一信 山口大中高温研 センター長特別補佐

4

星田尚司 山口大中高温研 教授

5

薬師寿治 山口大中高温研 教授

6

赤田倫治 山口大中高温研 教授

7

高坂智之 山口大中高温研 准教授

8

今井剛 山口大中高温研 教授

9

三角修己 山口大中高温研 教授

10

横山和平 山口大中高温研 教授

11

藤島政博 山口大中高温研 教授

12

柳由貴子 山口大中高温研 准教授

13

小林由紀 山口大中高温研 准教授

14

伊藤真一 山口大中高温研 教授

15

阿座上弘行 山口大中高温研 教授

16

早坂大輔 山口大中高温研 教授

17

度会雅久 山口大中高温研 教授

18

度会雅久 山口大中高温研 准教授

19

佐々木一紀 山口大中高温研 助教

20

鈴木定彦 北大人獣研 所長

21

松野啓太 北大人獣研 講師

22

伊藤寿 北大低温研

23

渡邉友浩 北大低温研

研究集会開催期間 令和 4 年 9 月 2 日 〜 令和 4 年 9 月 2 日
研究目的 地球温暖化は、エネルギー枯渇、食糧危機、感染症拡大、環境破壊、生態系機能の劣化、生物多様性の低下等の諸問題を誘発することが懸念されている。これらの諸課題を解決する一つの手段として、微生物機能の活用が期待される。本研究集会では、低温から高温環境に至るまで、微生物機能に関する最新の研究成果を発表・討議することにより、SDGsに資する微生物科学の発展に寄与することを目的とする。
  
研究内容・成果 研究集会では、研究代表者による趣旨説明、渡部直樹低温科学研究所長の挨拶の後、下記11題の研究発表が行われた。活発な議論がなされ、今後山口大学中高温微生物研究センターと北海道大学低温科学研究所並びに獣共通感染症国際共同研究所との連携について発展的に行うことが確認された。

1. SDGsに資する中高温微生物研究拠点を目指して
阿座上 弘行 山口大学大学研究推進機構 中高温微生物研究センター センター長
橘 理人 中高温微生物研究センター 共通基盤研究・開発部門

2. 耐熱性菌の耐熱性遺伝子解析及び高温適応実験から見えてきたもの
山田 守 山口大学大学院 創成科学研究科 農学系学域
  (中高温微生物研究センター 発酵微生物部門)

3. 酢酸菌の耐熱化:実践とメカニズムの考察
薬師 寿治 山口大学大学研究推進機構・中高温微生物研究センター発酵微生物部門
      
4. 中温域から耐熱域への段階的な培養温度の上昇が嫌気性消化槽の菌叢に及ぼす影響
今井 剛 山口大学大学院 創成科学研究科 工学系学域
(中高温微生物研究センター 環境微生物部門)
5. 酸性温泉の生態系における藻類とバクテリアの相互作用の解析
 〇内山 佳奈子 山口大学大学院 創成科学研究科 地球圏生命物質科学系専攻
三角 修己 山口大学大学院 創成科学研究科 理学系学域
   (中高温微生物研究センター 環境微生物部門)

6. 内在性レトロウイルス:毒を以て毒を制す
 西垣 一男 山口大学 共同獣医学部 総合病性鑑定センター
      (中高温微生物研究センター 病原微生物部門)

7. 野兎病菌の進化からみる病原性獲得機構
 清水 隆 山口大学 共同獣医学部 病態制御学講座
      (山口大学大学研究推進機構 中高温微生物研究センター 病原微生物部門)

8. 等温RNA増幅法とmNGSを利用した病原体網羅的検出の試み
山岸 潤也 北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所 国際協力・教育部門

9. 犬ジステンパーウイルスをモデルとしたエンベロープウイルス細胞侵入関連分子の構造解析
福原 秀雄 北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所 病原体構造解析部門

10. バクテリアで見つかったクロロフィル分解酵素の構造と機能
伊藤 寿 北海道大学 低温科学研究所

11.哺乳類の冬眠の分子機構
山口良文 北海道大学 低温科学研究所


  
研究集会参加人数 30 人