共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
北海道における土壌の最大凍結深の分布の把握 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 宮城大学食産業学群 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 原田鉱一郎 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
曽根敏雄 | 北大低温研 | |
2 |
森章一 | 北大低温研 |
研究目的 | 本研究の目的は、北海道の冬季間の土壌凍結深について、自然積雪下における単年度での北海道内全域の最大凍結深を把握することである。凍結深(最大凍結深)の測定には、凍結深計、最大凍結深計、多深度地温計を用いる。併せて、同地点でこれらの測定機材を設置して測定結果を比較することにより、地温分布の測定が可能な多深度地温計の信頼性の向上を目指すことも目的である。 |
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研究内容・成果 | 北海道において、土壌凍結深を自然積雪下で測定するために、研究代表者は2022年11月までに研究分担者と連絡を取り合い、既存の多深度地温計の改良などの準備を進めた。2022年12月に低温研を訪れ、実際に札幌近郊で凍結深計、最大凍結深計、多深度地温計の設置を行った。凍結深計は現地協力者の手によって測定が行われ、最大凍結深計、多深度地温計はメンテナンスなしで翌春まで測定が可能である。土壌の凍結深は気温と共に積雪深の影響を大きく受けるために、測定地点では積雪深も同時に測定してもらっている。これらの測定データは現地で記録され、3月末の土壌の凍結終了後に送付してもらう予定である。また最大凍結深計、多深度地温計の回収は4月以降に行う予定である。この冬は、前冬に比べて積雪が少なく、最終的な土壌凍結深は前冬より深くなることが予想される。 |
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成果となる論文・学会発表等 |
原田鉱一郎、吉川謙二、曽根敏雄. 北海道における土壌凍結深の分布. 北海道の雪氷, 41, 79-80, 2022. 原田鉱一郎、吉川謙二、岩花剛、Julia Stanilovskaya、澤田結基、曽根敏雄. 土壌凍結深の測定を通したアウトリーチプログラム(11). 雪氷研究大会(2022・札幌), 2022年10月発表. |