共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

星間物質ワークショップ2018
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 北大低温研
研究代表者/職名 教授
研究代表者/氏名 渡部直樹

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

Rafael Escribano CSIC 教授

2

Eric Herbst University of Virginia 教授

3

Matthew Abplanalp University of Hawaii PhD student

4

Helen Fraser Open University 教授

5

Eleonora Bianchi IPAG Grenoble 研究員

6

Yuan-Pern Lee National Chiao Tung University 教授

7

Francois Dulieu U Cergy Pontoise 教授

8

Germán Molpeceres de Diego CSIC PhD student

9

Murthy Gudipati JPL NASA 研究員

10

相川祐理 東京大学 教授

11

荒木光典 東京理科大学 プロジェクト研究員

12

古家健次 筑波大学  助教

13

Daniel Harsono Leiden Observatory 研究員

14

平野恒夫 お茶の水女子大学 名誉教授

15

廣田朋也 NAOJ  助教

16

源治弥 東京工業大学 M2

17

中野祐司 立教大学 准教授

18

小林かおり 富山大学 教授

19

野村英子 東京工業大学 准教授

20

大屋瑶子 東京大学 助教

21

小山貴裕 東京理科大学 嘱託助教

22

坂井南美 理化学研究所 主任研究員

23

野津翔太 京都大学 D3

24

大石雅寿 国立天文台 教授

25

渡邉祥正 筑波大学 助教

26

山岸光義 ISAS/JAXA プロジェクト研究員

27

吉田健人 東京大学 D3

28

荒川雅 九州大学 助教

29

國貞雄治 北海道大学 助教

30

若林知成 近畿大学 教授

31

Chen-En Wei 東京工業大学 D1

32

高野秀路 日本大学 教授

33

薮下彰啓 九州大学 准教授

34

中井陽一 理化学研究所 専任研究員

35

相賀則宏 京都大学 特任研究員

36

渡辺響平 富山大学 D3

37

田沼肇 首都大学東京 教授

38

鈴木大輝 アストロバイオロジーセンター 研究員

39

Ángel SatorreMiguel EPSA-UPV 教授

40

谷口 琴美 University of Virgin 研究員

41

Karolis Sarka  上智大学 D3

42

Ni-En Sie National Central Uni PhD student

43

大小田結貴 東京大学 M2

44

左近樹 東京大学 助教

45

松田欣之 東北大学 助教

46

小松勇 アストロバイオロジーセンター 特任研究員

47

Angela Ciaravella NAF 研究員

48

Mathieu Bertin LERMA Sorbonne Univ 研究員

49

Cesare Cecchi-Pestellini INAF 研究員

50

藤田孝典 東京大学  M1

51

長谷川哲夫 国立天文台 上席教授

52

一川耀太郎 富山大学 M1

53

今井宗明  東京大学 D2

54

井上貴裕 明治大学 M2

55

伊藤啓生 富山大学 M1

56

Tu Lee National Central Uni 研究員

57

中島拓 名古屋大学 助教

58

木村勇気 北大低温研 准教授

59

W. M. C. Sameera 北大低温研 特任助教

60

香内晃 北大低温研 教授

61

日高宏 北大低温研 助教

62

大場康弘 北大低温研 助教

63

羽馬哲也 北大低温研 助教

64

柘植雅士 北大低温研 特任助教

研究集会開催期間 平成 30 年 11 月 14 日 〜 平成 30 年 11 月 16 日
研究目的  恒星や惑星の母胎である宇宙の極低温領域では,様々な化学物理過程を経て複雑な分子を形成しており,この分子が惑星誕生の際の起源物質となっている。本研究集会では,極低温領域やその周辺で物質がどのように形成し,どこまで複雑になりうるかという疑問に挑戦する。極低温領域では,低温特有の化学・物理プロセスが物質進化の重要な鍵であり,その全容解明には地球・惑星科学・天文学のみならず,化学・物理学の広い分野からのアプローチが不可欠である。本研究集会では,宇宙における物質進化や星間物質,極低温環境下での化学・物理現象などに関心をもつ研究者,学生が専門分野を超えて集まり,分野をこえた新たな学問的展開をめざす.
  
研究内容・成果  二年ごとに開催している本研究集会では,2008年から国立天文台や原子衝突学会との共催・協賛のもと国際シンポジウムとして,講演はすべて英語で行われている。回をかさねるごとに国際的な認知度も向上し,今や当該分野で重要な国際会議の一つとして数えられている。本年の参加者は95名に上り,そのうち海外からの参加者は30名ほどに上った。プログラム,講演要旨,講演資料(希望者のみ)は毎回研究集会HPに掲載し,過去開催のものと一緒にアーカイブしており,誰でも見ることができる。これも大きな広報の役割を果たしている。 本研究集会は天文学,分光学,室内実験などの研究者が集う学際的な研究会なので,招待講演(8件)は45分,一般講演(19件)は25分と講演時間を長めに確保し、特に招待講演者には他分野の研究者向けのイントロを講演に含むよう事前にお願いした。ポスター発表は51件あった。例年,講演会場を出てすぐのホールにポスターを設置しているが,今年は発表数が多かったためホールに加えて隣接する会議室もポスター会場とした。夕方のポスターセッションや昼休みに活発な議論が行われた。例年同様,学生を含む若手研究者の参加が多く,学生同士でも大きな刺激になったようである。学生からは「こんなに参加者が多く,いろいろな人がいる研究会だとは予想していなかった」という声もあった。
  
研究集会参加人数 95 人