共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
雪氷の生態学(12)気候変動による湿原生態系の将来 |
新規・継続の別 | 継続(平成18年度から) |
研究代表者/所属 | 国立環境研究所 |
研究代表者/職名 | 室長 |
研究代表者/氏名 | 野原精一 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
大高明史 | 弘前大学 | 教授 |
2 |
千賀有希子 | 東邦大学 | 准教授 |
3 |
亀山哲 | 国立環境研究所 | 主任研究員 |
4 |
楊宗興 | 東京農工大学 | 教授 |
5 |
廣田充 | 筑波大学 | 准教授 |
6 |
長谷川健 | 茨城大学 | 准教授 |
7 |
福原晴夫 | 河北潟湖沼研究所 | 名誉教授 |
8 |
久田康広 | 会津大学 | 准教授 |
9 |
岩熊敏夫 | 函館工業高等専門学校 | 名誉教授 |
10 |
福井学 | 北大低温研 | |
11 |
小島久弥 | 北大低温研 | |
12 |
寺島美亜 | 北大低温研 |
研究集会開催期間 | 平成 30 年 12 月 13 日 〜 平成 30 年 12 月 15 日 |
研究目的 | 融雪期に雪や氷の表面の彩雪現象は古くから日本を含む世界の積雪地域で知られてきた。多雪地域である尾瀬ヶ原・尾瀬沼でも彩雪現象の一種であるアカシボ現象が知られ、このアカシボ雪中には多様な生物群集を含み、複雑な系をなすことがこれまで明らかになった(低温科学 2012年Vol.70)。しかし、積雪期における融雪水の挙動や外部から流入する融雪水の湿原内移動などは未解明である。そこで本集会では、尾瀬地域における雪氷の水循環、微生物多様性、アカシボ現象の総括など、雪氷研究者や陸水化学者と生物群集研究者とで雪氷の生態学について討論集会を行い、「気候変動による湿原⽣態系の将来」についてさらに解明を進めるものである。 |
研究内容・成果 | 第12回 雪氷の生態学 研究集会(2018年12月14日) 「開会のあいさつ」福井 学(北海道大学低温科学研究所所長) 「合成開口レーダーによる尾瀬ヶ原の長期観測とドローンによる現地観測」 久田泰広・平山竜也・薄井裕樹・小川佳子・出村英裕(会津大学) 「汎用型ドローンによる尾瀬ヶ原の池塘および周辺の植生調査 年・季節変化」 藤原英史(ドキュメンタリーチャンネル) 「湿原のモニタリング手法の検討:マイクロ波ドップラーレーダの動物行動記録への応用」 岩熊敏夫(北大・函館高専・東建エンジニアリング)・野原精一(国立環境研究所) 「雪の下で活動する昆虫類の調査」 中村剛之(弘前大学) 「釧路湿原温根内におけるハンノキ伐採後14年後の植生変化」 佐藤雅俊(帯広畜産大学) 「釧路川流域における気候変動と人為的影響の緩和のための地域創り」亀山哲(国立環境研究所)・小野理・木塚俊和・三上英敏(北海道立総合研究機構)・佐久間東陽(国立環境研究所・筑波大学大学院) 「尾瀬総合学術調査平成30年度の進捗状況」 岩熊敏夫(北大・函館高専) 「尾瀬ヶ原の洪水-池とう地形・水文・水質-」 野原精一(国立環境研究所) 「尾瀬の池塘考:洪水影響と形成」 福原晴夫(河北潟湖沼研究所)・永坂正夫(金沢星稜大学) 「尾瀬ヶ原の植生分布を決めている泥炭の理化学性」 村上大樹(東京農工大学) 「尾瀬ヶ原に生育するコウホネ属植物の遺伝的多様性と遺伝構造」 志賀 隆(新潟大学教育学部) 「尾瀬ヶ原におけるミズゴケの分布と胞子体形成に関する調査」 鵜沢美穂子(ミュージアムパーク茨城県自然博物館) 「尾瀬で採集された新奇微細緑藻の系統上の位置」 松崎令(国立環境研究所) 「尾瀬ヶ原池塘におけるDaphnia類」 帆苅 信(新潟県立新潟中央高等学校) 「尾瀬の木道・登山道の現状と課題」 岩熊敏夫(北大・函館高専)・野原精一(国立環境研究所) 総合討論 |
研究集会参加人数 | 20 人 |