共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
寒冷圏海洋科学推進に向けた共同利用研究練習船の現状把握と問題抽出のための集会 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 北大院地球環境科学 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 渡辺豊 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
平譯享 | 北大水産 | 准教授 |
2 |
今井圭理 | 北大水産 | 助教 |
3 |
大木淳之 | 北大水産 | 准教授 |
4 |
西川淳 | 東海大海洋 | 教授 |
5 |
八木光晴 | 長崎大水産 | 助教 |
6 |
橋濱史典 | 東京海洋大海洋科学 | 助教 |
7 |
仁科文子 | 鹿児島大水産 | 助教 |
8 |
田口和典 | 三重大生物資源 | 助教 |
9 |
林美鶴 | 神戸大内海域環境教育研究セ | 准教授 |
10 |
近藤竜二 | 福井県立大海洋生物資源 | 教授 |
11 |
小島隆人 | 日大海洋生物資源科学 | 教授 |
12 |
塩本明弘 | 東京農大生物産業 | 教授 |
13 |
難波信由 | 北里大海洋生命科学 | 教授 |
14 |
茂木正人 | 東京海洋大海洋環境 | 准教授 |
15 |
西岡純 | 北大低温研 | 准教授 |
研究集会開催期間 | 平成 29 年 10 月 5 日 〜 平成 29 年 10 月 6 日 |
研究目的 | 近年、極域・亜寒帯域の海洋環境はこれまでに直面したことのない激変をしつつある。これに対して、今後、科学的対応を行うには、共同利用研究船・練習船を用いた継続的な科学データの取得や技術革新の現場での応用等が必要となる。このためには、海洋学研究者・従事者の高い質と数を継続的に確保し維持する必要がある。そこで、本ワークショップでは、国内で海洋研究を実施している練習船の担当教育機関・大学の関係者を一同に会し、次世代の育成を担う練習船の教育現状を把握し、その問題点を抽出することで、寒冷圏の海洋環境変動に対応する持続的に質の高い後継者を育成していく未来像を描き出すための総合討論の場とする。 |
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研究内容・成果 | 2017年10月5日-6日にかけて、「寒冷圏海洋科学推進に向けた共同利用研究船・練習船の現状把握と問題抽出のためのワークショップ」を北海道大学低温科学研究所にて実施した。国内で海洋研究を実施している練習船の担当教育機関・大学の関係者に集まってもらい、教育の実際に関する相互の情報交換、運営上の相互の情報交換およびそれらの整理を行うことで現状把握することでその問題点を抽出し、寒冷圏海洋環境変動に対応する持続的に質の高い後継者を育成していく未来像を描き出すための総合討論の場とした。 各自の発表として、「練習船運営側からの視点」と「練習船利用者からの視点」のそれぞれの立場から教育・共同利用の観点で発表してもらい、総合討論を用いて整理を行うことで現状把握を行った。その結果、練習船における教育と他機関との共同利用についての関心の高さが伺えるとともに、現状における問題点等が抽出され、今後とも相互に情報交換を続けて共有した上で、持続的に質の高い後継者を育成していくための検討・議論が必要であることが認識された。 下記に本集会の情報交換としての題目を記す。 練習船運営側からの視点から: ・「北大おしょろ丸での教育現状とその展望」 ・「北大練習船の教育現状とオープンエデュケーションを活用した海洋学普及の提案」 ・「海事・商船系練習船での海洋研究・教育の現状とその展望」 ・「東京海洋大学練習船「海鷹丸」による南大洋観測の現状と課題」 ・「東海大学海洋調査研修船「望星丸」での教育現状とその展望」 ・「中部地区における三重大学練習船勢水丸の現状と役割」 ・「長崎大学附属練習船「長崎丸」の教育と研究の現状と展望」 ・「鹿児島大学附属練習船「かごしま丸」での教育の現状と構想」 ・「練習船運航と教育の展望についての討論」 練習船利用者からの視点から: ・「練習船を持たない東京農大における海洋教育:北大「おしょろ丸」を用いた実習の現状と課題」 ・「初年次教育における乗船実習の課題と展望」 ・「練習船を保有しない日本大学における乗船実習教育に期待するもの」 ・「5隻の共同利用練習船を用いた実習の現状と今後への期待」 |
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研究集会参加人数 | 22 人 |