共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
フィールド研究におけるデータ、メディアアーカイブの分野横断的な共有と情報発信 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 北大低温研 |
研究代表者/職名 | 助教 |
研究代表者/氏名 | 的場澄人 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
椎野若菜 | 東京外国語大学 | 准教授 |
2 |
丹羽朋子 | 人間文化研究機構 | 特任助教 |
3 |
小西公大 | 東京学芸大学 | 准教授 |
4 |
佐藤靖明 | 大阪産業大学 | 准教授 |
5 |
梶丸岳 | 京都市立芸術大学 | 特別研究員 |
6 |
小森真樹 | 東京外国語大学(予定) | ジュニアフェロー |
7 |
駒澤大佐 | 厚生労働省 | 室長補佐 |
8 |
福井幸太郎 | 立山カルデラ砂防博物館 | 主任学芸委員 |
9 |
澤柿教伸 | 法政大学 | 准教授 |
10 |
分藤大翼 | 信州大学 | 准教授 |
11 |
久世濃子 | 国立科学博物館 | 学振特別研究員RPD |
12 |
蔦谷匠 | 京都大学 | 学振特別研究員PD |
13 |
田島知之 | 京都大学 | 教務補佐員 |
14 |
関秀明 | 古今書院 | 社員(編集業務) |
研究集会開催期間 | 平成 29 年 10 月 26 日 〜 平成 29 年 10 月 27 日 |
研究目的 | 国際的に進められる大型の地球環境研究においては、学際的な研究はもとより学術と社会との垣根を越える「超学際」が謳われ、自然科学が主となる大型研究においても、ステークホルダーとの協働を意識した研究立案がなされてきている。しかし、フィールドワークを伴う研究において、成果やデータを他の研究分野が有機的に利用できる仕組みは少なく、データの相互利用が比較的しやすい自然科学研究分野内でさえ、充分ではないのが現状といえる。本集会は、フィールドワークを主とした人文社会、自然科学分野の研究者が研究の立案、問題設定、情報公開において個々のデータを学際的に利用する可能性を議論することを目的とする。 |
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研究内容・成果 | 本共同研究集会は、当初の予定を拡大し2つの研究集会を行った。 1.「子育て、ライフイベントとフィールドワーク」 主催:北海道大学低温科学研究所共同研究集会、共催:北海道大学人材育成本部女性研究者支援室 協力:FENICS(Fieldworker's Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS) 出産、子育て、親の介護などのライフイベントと研究者、フィールドワーカーはどのように向いあっていけるのかをテーマに、6つの講演とフロアディスカッションをおこなった。 <講演> 1.趣旨説明とこれまでのFENICSの取り組み(椎野若菜(東京外大AA研)、的場澄人(北大低温研)) 2.海外での子連れフィールドワーク(久世濃子(国立科学博物館/学振特別研究員RPD) 3.子連れフィールドワークの調査スタイル:現地の幼稚園にいれてみる(椎野若菜(東京外大AA研)) 4.研究者を研究する?女性研究者支援の立場から(長堀紀子(北大人材育成本部女性研究者支援室)) 5.ヒトの授乳・離乳から見据える生物と文化の齟齬(蔦谷匠(京大院理学研究科/学振特別研究員PD) 6.オジサン世代のライフイベントとフィールドワーク(的場澄人(北大低温研) フロアディスカッションでは、子育てをしながら学業や研究を続けている参加者から、現在のご自身の状況や困っていることなどの情報交換、学振特別研究員がお子さんを保育園に入れたいときに問題となる状況について議論を行った。研究分担者以外に、所内、北大の学部生、大学院生から参加頂け、幅広い分野の方々から意見を交換できたことが成果の一つである。 また、分担者がお連れになったお子さんの一時保育のための経費を低温科学研究所から支弁いただいた。 2.「フィールド研究におけるデータ、メディアアーカイブの分野横断的な共有と情報発信」 分野横断的な情報共有の手段およびその効果をテーマに3つの研究発表とその内容に関する議論を行った。研究方法論についての議論、教育活動の紹介など、多彩な分野の報告事例が議論された。 <研究発表> 1.デジタルヒューマニズムによる領域横断性:ミュージアムにおけるフィールドワーク調査」(小森真樹(東京外大アジア・アフリカ言語文化研) 2.フィールドサイエンスの映像アーカイブをひらく」:「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の創造的活用を事例として(丹羽朋子(人間文化研究機構)) 3.世界を変える教育 ーフィールド教育・アート教育・変人教育ー(小西公大(学芸大)) 研究集会に関するレポートが、FENICSのウェブサイトに掲載された。 イベントレポート(蔦谷匠、小森真樹) http://www.fenics.jpn.org/mailmaga-app/repo20171026b/ http://www.fenics.jpn.org/mailmaga-app/repo20171026/ |
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研究集会参加人数 | 22 人 |