共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
北方針広混交林の植生動態に関する研究 |
新規・継続の別 | 継続(平成27年度から) |
研究代表者/所属 | 神戸大学農学研究科 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 石井弘明 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
原登志彦 | 北大低温研 | |
2 |
隅田明洋 | 北大低温研 |
研究目的 | 本研究では、将来的な環境変動の影響を大きく受けることが予測される北方針広混交林における針葉樹と広葉樹の共存メカニズムを明らかにするために、厚生種の最大樹高と森林の階層楮を明らかにすることを目的とした。 |
研究内容・成果 | 研究対象とした林分は、原教授・隅田准教授らのグループが雨竜研究林に2004年に設置した針広混交林の調査プロット(50x100m)である。同プロットでは継続的に毎木調査が行われており、このデータの提供を受け、林分の階層構造を解析した(図)。 昨年に引き続き、同プロットにおいて垂直構造の調査を行い、直径と樹高の関係から、共存する樹種の最大樹高を推定し、樹冠部の垂直分布パターンを明らかにした。これは、それぞれの樹種が垂直的な光資源の勾配に対して、どのようにニッチを分割しているかを反映している。今年度は調査範囲を拡大し、プロットの約半分の測定を終えたことで、構成樹種の本数が増え、今後の解析により、さらに正確な最大樹高の推定が可能になると期待される。 |
成果となる論文・学会発表等 |