共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
北海道内における土壌凍結深の変動に関する研究及び機器の開発 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 宮城大学食産業学部 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 原田鉱一郎 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
森淳子 | 国立極地研究所 | 技術補佐員 |
2 |
吉川謙二 | アラスカ大学フェアバンクス校 | 教授 |
3 |
曽根敏雄 | 北大低温研 | 助教 |
4 |
森章一 | 北大低温研 | 技術専門職員 |
研究目的 | 気候変動に伴い、寒冷圏の自然環境は大きく変動することが予想される・。土壌凍結深は気温や積雪深の変動に敏感に反応し、周辺環境の変動を表すよい指標である。しかしながら、北海道内においても土壌凍結深の広域にわたる観測は1970年代から90年代以降ほとんど実施されず、局所的に行われているに過ぎない。本研究では北海道内の土壌凍結深を広域にわたって実施し、過去の観測データと比較することによりその変動を明らかにすることを目的とする。また、低温研所内分担者の手によって既に凍結深自動的測定装置の開発が進んでいるが、実践段階でのテストが不足している。そこで本研究では、観測機器の共同での開発とその観測結果の検証も行う。 |
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研究内容・成果 | 土壌凍結深の観測用として、簡易式凍結深計と自動記録装置を用いた。本年度はこの2つの装置を同地点に設置して比較検討を行うこととした。7月に研究代表者(原田)が札幌を訪れ、所内分担者(曽根)と自動凍結深記録装置の開発に関する打ち合わせを行った。合わせて、ここ数年の土壌凍結状況や積雪環境を鑑みて、簡易土壌凍結深計と自動記録装置を同時に設置する観測地点の打ち合わせを行った。11月に所外分担者(森淳子)が札幌を訪れ、所内分担者(曽根、森章一)と観測機材に関する打ち合わせを行った。その後、12月に研究代表者(原田)が再び札幌を訪問し、所内分担者(曽根)と共に簡易式土壌凍結深計及び自動記録装置の設置を北海道内2地点で行った。この際に、現地協力者に簡易式凍結深計による測定を依頼した。今冬は例年になく年内の積雪が少ない年であった。3月上旬までの測定では、土壌凍結深は最大で41cmとなった。自動記録装置による測定は現在も続いており、また簡易式での測定も継続しており、凍結期間が終了した後にデータの回収を行う。その後に比較を行い、自動記録装置の検証と次年度以降の改良店の考察をを行う予定である。 |
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成果となる論文・学会発表等 |