共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
冬〜春季の北極海氷域の海塩粒子とフロストフラワー |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 福岡大学理学部 |
研究代表者/職名 | 助教 |
研究代表者/氏名 | 原圭一郎 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
山崎哲秀 | avangnaq | 極地探検家 |
2 |
的場澄人 | 北大低温研 |
研究目的 | 本課題は冬〜春季の北極大気中の海塩粒子の動態を明らかにすることを目的とする。特に、季節海氷表面上に形成するフロストフラワーの飛散による海氷起源海塩粒子の放出過程と海氷上での海塩組成分別過程に注目する。 |
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研究内容・成果 | 季節海氷表面上に形成するフロストフラワーの飛散による海氷起源海塩粒子の放出過程と海氷上での海塩組成分別過程を明らかにするため、2013年12月-2014年4月にグリーンランド・シオラパルク周辺で観測されたエアロゾル・気象データ及びエアロゾル試料の分析・解析結果(原が担当)と、フロストフラワー・雪氷試料の分析(的場が担当)を進め、得られたデータの比較・検討、さらに、過去に南極域や北極域で得られた観測データとの比較も進めた。 2014年9月4日に、北海道大学低温科学研究所において、本研究課題の打ち合わせを実施した。グリーンランド観測作業の総括(原・山崎が担当)、エアロゾルデータ解析・エアロゾル試料分析の状況報告(原が担当)、フロストフラワーなどの雪氷試料分析状況報告(的場が担当)を行った。また、低温研所内からの参加者もあり、大気雪氷間の物質交換に関する観測とその結果に関しての話題提供もなされた(野村・低温研)。他の参加者も含め、報告内容に関して横断的に議論・意見交換を行った。分析・解析は継続させているため、今後の分析・解析方針について議論・確認を行うため、関係者間の打ち合わせも行った。 本研究課題から、季節海氷域の大気雪氷間(主にフロストフラワー⇔エアロゾル)の物質交換に関して、得られた知見及び解析方針の整理が行えただけではなく、今後、行うべき観測・分析方法の検討も行うことができた。 |
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成果となる論文・学会発表等 |