共同研究報告書


研究区分 一般研究

研究課題

北海道の冬季土壌凍結深の変動に関する研究
新規・継続の別 継続(平成24年度から)
研究代表者/所属 宮城大学食産業学部
研究代表者/職名 准教授
研究代表者/氏名 原田鉱一郎

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

森淳子 立正大学 外部研究員

2

曽根敏雄 北大低温研

研究目的 本研究の目的は、北海道における冬季土壌凍結深の観測を行い、過去のデータとの比較や今後の変動をモニタリングすることである。
 研究計画としては、土壌凍結前に凍結深計を道内各所に設置し、冬季間に観測を行う。同時に、地表面温度・積雪深の測定も実施する。
  
研究内容・成果  本研究では、北海道内に土壌凍結深計を設置し、自然積雪下での土壌凍結深を冬季間、測定した。本年度は20箇所での凍結深の測定を行った。低温研においては研究分担者と測器の開発・改良やデータの分析についての議論と情報交換を行った。
 研究成果として、前年から引き続いて北海道内の冬季土壌凍結深の分布が明らかになった。本冬の特徴としては、12月に非常に気温が高かったこと、1月以降は道東を中心として積雪が少なかったことが挙げられる。そのために、本年度より測定を開始した札幌近郊では、土壌の凍結は見られなかった。また、渡島地方での観測より、土壌の凍結は非常に限られた環境下でのみ発生することが明らかになった。道東地方では、前年度に比べて凍結深は深くなり、積雪の少なさの影響が大きいことが明らかになった。
 このように、土壌の凍結には積雪が大きく影響を与えており、今後とも継続して観測を続けることにより、凍結深の変動を明らかにするとともに、積雪深との関係を明らかにしていく。
  
成果となる論文・学会発表等 原田鉱一郎、吉川謙二他、土壌凍結深の測定を通したアウトリーチプログラム(2)、雪氷研究大会(2013・北見)講演予稿集、144、2013