共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

西部北太平洋における栄養塩制限のパターンとプロセス-亜寒帯と亜熱帯の統合的理解
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 名古屋大学環境学研究科
研究代表者/職名 教授
研究代表者/氏名 中塚武

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

津田敦 東大大気海洋研 准教授

2

武田重信 長崎大水産学部 教授

3

古谷研 東大農学生命科学研究科 教授

4

植松光夫 東大大気海洋研 教授

5

小川浩史 東大大気海洋研 准教授

6

鈴村昌弘 産総研環境管理技術研究部門 主任研究員

7

鈴木光次 北大地球環境科学研究院 准教授

8

石坂丞二 名大地球水循環研究センター 教授

9

角皆潤 北大理学研究院 准教授

10

原田尚美 海洋研究開発機構 チームリーダー

11

神田譲太 東京海洋大海洋科学部 教授

12

須賀利雄 東北大理学研究科 准教授

13

山中康裕 北大地球環境科学院 准教授

14

柴田英昭 北大北方生物圏フィールド科学センター 准教授

15

長尾誠也 金沢大環日本海海域環境研究センター 教授

16

齊藤宏明 東北区水産研 研究室長

17

西岡純 北大低温研

研究集会開催期間 平成 24 年 3 月 30 日 〜 平成 24 年 3 月 30 日
研究目的 栄養塩律速は海洋の生産力や食物網構造を決める最も重要な要因である。近年、窒素、リン、シリカに加えて、鉄が律速栄養塩であることについて、十分な証拠が揃ってきた。西部北太平洋は、海洋の律速栄養塩を考える場合、理想的な海域であり、これらの海域では、最近、関連する多くの大型プロジェクトが完了し、律速栄養塩に関するプロセスが、次々と明らかにされつつある。本共同研究の目的は、この課題に関する現状と方向性を明らかにする総説を書くために、様々な関連分野の研究者が学際的に数日間結集して、ワークショップ形式で集中的な議論を行い、実際に論文を執筆することにあった。
  
研究内容・成果 極めて残念なことに、本研究集会は、結果的に開催できなかった。その理由は、今年度の開始直前におきた、東日本大震災とそれに引き続く福島第一原発の爆発のために、本研究集会に参加する予定だった多くの海洋研究者が、忙殺されてしまったためである。特に研究代表者と共に、この研究集会の取りまとめを行う立場にあった東京大学大気海洋研究所の津田敦氏が、福島第一原発からの放射性物質の海洋への大量放出に関する緊急モニタリング調査において、中心的役割を果たさざるを得なくなり、この研究集会に、全く力を割けなくなってしまったことが、研究集会の開催を断念した直接の要因である。不可抗力の自然災害が原因とは言え、貴重な共同研究集会の機会を与えて頂きながら、それに応えることができず、大変、申し訳なく思っている。今後は、このようなことの無いように、万全の体制を持って、共同研究活動に臨みたい。
  
研究集会参加人数 0 人