共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
Workshop for Interstellar Matter 2010 |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 北大低温研 |
研究代表者/職名 | 教授 |
研究代表者/氏名 | 渡部直樹 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
薮下彰啓 | 京都大学院 | 助教 |
2 |
青田拓大 | 神戸大 | M2 |
3 |
荒木光典 | 理科大 | 助教 |
4 |
米津朋尚 | 国立天文台 | 研究支援員 |
5 |
長村吉洋 | 神奈川工科大 | 非常勤講師 |
6 |
池田紀夫 | JAXA | 研究員 |
7 |
伊藤隆訓 | 富山大 | M1 |
8 |
岩本賢一 | 大阪府立大 | 助教 |
9 |
大石晋恵 | 北大 | D2 |
10 |
大澤 亮 | 東大 | M2 |
11 |
梅林豊治 | 山形大 | 教授 |
12 |
Öberg Karin | CFA. USA | ポスドク |
13 |
小林かおり | 富山大 | 准教授 |
14 |
片山樹里 | 北大 | M2 |
15 |
Geppert D Wolf | Stockholm Univ. | 上級研究員 |
16 |
Cartwright Julyan | IACT Spain | ポスドク |
17 |
齋藤正雄 | 国立天文台 | 助教 |
18 |
Chen Yu-Jung | 台湾国立中央大学 | ポスドク |
19 |
木村勇気 | 東北大 | 助教 |
20 |
左近樹 | 東大 | 助教 |
21 |
Jheeta Sohan | The Open Univ.UK | student |
22 |
下西 隆 | 東大 | D2 |
23 |
Du Fujun | Max-Planck-Institute | PhD student |
24 |
Valerio Pirronello | Catania Univ.Italy | 教授 |
25 |
相川祐理 | 神戸大 | 准教授 |
26 |
高野秀路 | 国立天文台 | 助教 |
27 |
Suherli Janette | ITB Indonesia | student |
28 |
Sun Zhen-Dong | 富山大 | 客員教授 |
29 |
竹腰達哉 | 北大 | D1 |
30 |
坂井南美 | 東大 | 助教 |
31 |
中島 拓 | 国立天文台 | 研究員 |
32 |
Herbst Eric | The Ohio State Univ. | 教授 |
33 |
橋口未奈子 | 北大 | D1 |
34 |
羽馬哲也 | 北大 | 助教 |
35 |
出口修至 | 国立天文台 | 准教授 |
36 |
原田ななせ | The Ohio State Univ. | 院生 |
37 |
Parent Philippe | UPMC France | 教授 |
38 |
Peters Phillip | UniversiteLille1 | student |
39 |
平野恒夫 | お茶の水女子大 | 名誉教授 |
40 |
福江 翼 | 国立天文台 | 研究員 |
41 |
渡部直樹 | 北大低温研 | 教授 |
42 |
香内晃 | 北大低温研 | 教授 |
43 |
日高宏 | 北大低温研 | 助教 |
44 |
大場康弘 | 北大低温研 | 学振特別研究員 |
45 |
古家 健次 | 神戸大 | M2 |
46 |
松井佳菜 | 北大 | D2 |
47 |
Minh Young Chol | KASI Korea | 教授 |
48 |
元木勇太 | 東邦大 | M2 |
49 |
Ratajczak Alexandre | LPG/LAOG France | PhD student |
50 |
Laffon Carine | UPMC France | 教授 |
51 |
渡邉祥正 | 東大 | PD |
52 |
平野尚美 | 台湾中央研究院 | 副研究員 |
研究集会開催期間 | 平成 22 年 9 月 13 日 〜 平成 22 年 9 月 15 日 |
研究目的 | 研究集会の主題である星間物質の研究は,宇宙空間で物質がどのように形成し,どこまで複雑になりうるかという根元的な疑問に挑戦するものである.また,極低温下での物質進化は地球惑星科学,天文学,化学・物理学の広い分野の研究者にとって興味深い研究対象である.本集会では、宇宙における物質進化や星間物質,低温環境下での化学・物理プロセスなどに関心をもつ研究者が国内外から集まり,それぞれの研究成果を発表し問題意識を共有する.化学,惑星科学,物理学,天文学の専門家が「星間物質」をキーワードに一堂に会すことにより,単一の分野では出来ない新たな学問的展開をめざす.英語による国際シンポジウムの形態で開催する. |
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研究内容・成果 | 招待講演では,最近のホットトピックスから6件選び,それぞれに対して世界的に著名な研究者(海外:4人,日本:2人)に45分間の解説をしていただいた.集会参加者の専門は化学,物理,天文,地球惑星科学と広く分布し,研究手法も観測,モデル計算,室内実験と異なるため,専門用語や基本的な考え方などに留意したわかりやすい講演が行われた.一般口頭発表は,内容が招待講演の研究に近いものと,それらを繋ぐものになるよう心がけ,申し込みのあった研究発表から15件を選出した.ここでも異分野の参加者を考慮して30分という長めの講演時間を取った.ポスター発表は24件であった.2008年度の集会と同様に,会議全体を通しての公用語を英語とした.分野が異なる研究者が多かったにもかかわらず,集会全体を通して活発な議論がされた.特に,普段の特定の分野の研究会では聞かれないような本質に迫る鋭い質問が多かったように思う.これが本研究集会の際だった特徴である.本研究集会はWorkshop on Interstellar Matterとして国際化して今回で3回目である.回を重ねるごとに海外からの参加者が増加しており,今回は15人であった.国内外で低温研の隔年ワークショップとして認知されてきたことを示している.異分野研究者間の関係も継続的なものになっている. 主な口頭発表の内容を以下に簡単にまとめる. ・野辺山45m望遠鏡でのラインサーベイ ・炭素鎖分子種の観測 ・気相ガス分子に関する計算的研究 ・固相における化学反応計算 ・SMA, AKARI,Herschelによる観測 ・円偏光の近赤外イメージ観測 ・気相分子および星間塵表面反応の室内実験 ・ALMAの現状とそれを用いた観測 ・化学進化のモデル計算 |
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研究集会参加人数 | 52 人 |