共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
生物進化研究のモデル生物群としてのショウジョウバエ |
新規・継続の別 | 新規 |
研究代表者/所属 | 北大低温研 |
研究代表者/職名 | 教授 |
研究代表者/氏名 | 戸田正憲 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
和多田正義 | 愛媛大学理学部 | 助教授 |
2 |
吉岡伸也 | 愛媛大学大学院理工学研究科 | 博士前期課程2年 |
3 |
田村浩一郎 | 首都大学東京大学院理工学研究科 | 教授 |
4 |
瀬戸陽介 | 首都大学東京大学院理工学研究科 | 博士後期課程3年 |
5 |
小川佳孝 | 首都大学東京大学院理工学研究科 | 博士後期課程2年 |
6 |
磯部琴葉 | 首都大学東京大学院理工学研究科 | 博士前期課程3年 |
7 |
里村和浩 | 首都大学東京大学院理工学研究科 | 博士前期課程3年 |
8 |
澤村京一 | 筑波大学大学院生命環境科学研究科 | 講師 |
9 |
Chavali | 筑波大学大学院生命環境科学研究科 | 学振外国人特別研究員 |
10 |
前原一慶 | 筑波大学大学院生命環境科学研究科 | 修士課程2年 |
11 |
都丸雅敏 | 京工繊大ショウジョウバエ遺伝資源センター | 助教 |
12 |
山田博万 | 京工繊大ショウジョウバエ遺伝資源センター | 産学官連携研究員 |
13 |
伊藤雅信 | 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 | 准教授 |
14 |
高野敏行 | 国立遺伝学研究所 | 准教授 |
15 |
高橋 文 | 国立遺伝学研究所 | 助教 |
16 |
田中健太郎 | 総合大学大学院 | 五年一貫博士課程5年 |
17 |
松田宗男 | 学校法人・杏林学園杏林大学医学部 | 教授 |
18 |
佐藤 玄 | 学校法人・杏林学園杏林大学医学部 | 講師 |
19 |
猪股伸幸 | 九州大学大学院理学研究院 | 助教 |
20 |
後藤慎介 | 大阪市立大学大学院理学研究科 | 講師 |
21 |
高橋一男 | 岡山大学異分野融合先端研究コア | テニュアトラック教員 |
22 |
高森久樹 | 東京学芸大学教育学部自然科学系 | 助教 |
23 |
上村佳孝 | 慶應義塾大学商学部 | 専任講師 |
24 |
近藤雅典 | 九州大学大学院比較社会文化学府 | 博士後期課程3年 |
25 |
萬屋 宏 | (独) 農業・食品産業技術総合研究機構 | 研究員 |
26 |
木村正人 | 北海道大学大学院地球環境科学研究院 | 教授 |
27 |
渡部英昭 | 北海道教育大学札幌校 | 教授 |
28 |
加藤 徹 | 北海道大学大学院理学研究院 | 助教 |
29 |
温 碩洋 | 中国・華南農業大資源環境学院 | 教授 |
30 |
李 怡峰 | 中国・華南農業大資源環境学院 | 博士課程学生 |
研究集会開催期間 | 平成 22 年 9 月 22 日 〜 平成 22 年 9 月 23 日 |
研究目的 | ショウジョウバエ類は,モデル生物であるキイロショウジョウバエDrosophila melanogasterを中心に,現代生物進化学の重要な概念の確立をもたらした数々の研究に用いられてきた.また,最近,キイロショウジョウバエ以外の11種を含む全12種のゲノム配列が解読・公開され,比較ゲノム時代の扉をいち早く開けた.これからの生物進化研究は,多くの野生種を対象にしたゲノムベースの実証的研究が可能となるにちがいない.集会では,野生ショウジョウバエを研究してきた,分類,生態,生理,遺伝,分子生物学者が一堂に会して,これまでの研究を総括し,比較ゲノム時代に向けた新たな研究課題を検討することを目的とした. |
研究内容・成果 | 研究集会は「ショウジョウバエ研究のいまとこれから-特に,キイロショウジョウバエ以外の研究に注目して-」と題して,セッション1:ショウジョウバエ進化研究のこれから〜ポスト12ゲノムの新展開〜(第82回日本遺伝学会ワークショップ)とセッション2:生物進化研究のモデル生物群としてのショウジョウバエ(低温科学研究所共同研究集会,遺伝学会札幌談話会協賛)に分けて,以下の22題の研究発表が行われた. セッション1 1.佐藤 玄:アナナスショウジョウバエ雄における組換えホットスポット領域 2.澤村京一:キイロショウジョウバエとオナジショウジョウバエを用いた交配後隔離の遺伝学 3.後藤慎介:温度適応から見たショウジョウバエの進化 4.高野敏行・高橋亮:遺伝子発現を調節する細胞内環境とシス調節領域の共進化 5.田村浩一郎:Other speciesの研究における12種ゲノムの有用性 セッション2 6.加藤 徹:ショウジョウバエ分子系統学の歴史 7.瀬戸陽介:ショウジョウバエにおける抗菌ペプチドの分子進化 8.近藤雅典:形態形質を用いたショウジョウバエの系統・分類学的研究 〜ギンガショウジョウバエ属を材料として〜 9.上村佳孝:The Drosophila melanogaster species subgroupにおける交尾器進化 10.松田宗男:アナナスショウジョウバエcomplexにおける種分化を追う 11.戸田正憲・阿久津公祐・田辺慎一:ショウジョウバエ群集の構造と多様性:特に,森林の三次元空間構造との関係 12.吉岡伸也・加藤雄大・和多田正義:小笠原諸島における侵入種とショウジョウバエ相の変遷 13.萬屋 宏:キノコ食ショウジョウバエ類とその寄生性センチュウとの関係 14.高野(竹中)宏平:タロイモショウジョウバエとサトイモ科植物の送粉共生 15.渡部英昭:野生ショウジョウバエの飼育 16.島田公夫:ハシリショウジョウバエにおける遺伝子組換え系統の確立 17.都丸雅敏:ダイダイショウジョウバエの配偶行動 18.温 碩洋・李 怡峰:Unusual courtship behavior and courtship song in the Drosophila lini clade 19.Vishalakshi Chavali: Effect of environmental stress on fluctuating asymmetry in Drosophila ananassae 20.前原一慶・増野昭太郎・影沢達夫・梶原三有希・松野健治・高橋文・高野敏行・澤村京一:核膜孔複合体タンパク遺伝子(Nup160)によるショウジョウバエの雑種致死および不妊 21.高橋 文:ショウジョウバエにおける体色と行動の関連性について 22.田中健太郎:キイロショウジョウバエにおける遺伝的撹乱に対するロバストネスの解析 |
研究集会参加人数 | 50 人 |