共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
永久凍土の変動とモニタリングに関する研究集会 |
新規・継続の別 | 継続(平成20年度から) |
研究代表者/所属 | 北大地球環境 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 石川 守 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
樋口敬二 | 名古屋大 | 名誉教授 |
2 |
松岡憲知 | 筑波大 | 教授 |
3 |
武田一夫 | 帯畜大 | 教授 |
4 |
溝口勝 | 東大 | 教授 |
5 |
渡邊晋生 | 三重大 | 准教授 |
6 |
原田鉱一郎 | 宮城大 | 准教授 |
7 |
瀬戸真之 | 立正大 | 助教 |
8 |
岩花剛 | 北大地球環境 | 特任助教 |
9 |
池田敦 | 信州大学 | 研究員 |
10 |
金森晶作 | 公立はこだて未来大 | 研究員 |
11 |
廣田知良 | 北海道農研 | 研究員 |
12 |
鈴木和良 | 海洋研究開発機構 | サブリーダー |
13 |
飯島慈裕 | 海洋研究開発機構 | 研究員 |
14 |
斎藤和之 | UAF/IARC | 研究員 |
15 |
末吉哲雄 | 海洋研究開発機構 | 研究員 |
16 |
朝日克彦 | 北大地球環境 | GCOEコーディネータ |
17 |
福井幸太郎 | 立山カルデラ砂防博物館 | 学芸員 |
18 |
澤田結基 | 産総研 | テクニカルスタッフ |
19 |
渡邊達也 | 筑波大 | 大学院生 |
20 |
兒玉裕二 | 北大低温研 | |
21 |
曽根敏雄 | 北大低温研 | |
22 |
石井吉之 | 北大低温研 |
研究集会開催期間 | 平成 23 年 4 月 21 日 〜 平成 23 年 4 月 21 日 |
研究目的 | 凍土分野の研究において、近年の気候変動に対する応答の実態をモニタリングし、変動の物理プロセスを明らかにすることは地球科学的、あるいは工学的な見地からも要請が強い研究課題であり、その重要性は凍土研究者間でも共有されている。研究を進める上で、土壌物理・水文・気象といった複数の学問分野にまたがった知見を要求され、同じ凍土を対象としつつも、異なるバックグラウンドを持つ各研究者の間で十分な議論と意見の交換が不可欠である。本研究集会は、当該テーマに携わっている国内の研究者が集まり、テーマを絞った議論を行うことで、研究の現状と問題点を共有するのが狙いである。 |
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研究内容・成果 | 研究集会は3月31日から2月1日にかけて開催され、17件の発表があった。本研究集会の参加者が、モンゴル、富士山、熱帯地域、スピッツベルゲン、北アルプス、シベリアなど各地で実施している野外観測研究の結果やその意義が紹介された。また、過去の凍土分布復元やGCM中での凍土過程の改善など、モデル研究の成果も報告された。さらに、自動凍結融解深度測定装置など凍土観測における技術的な進歩も報告された。発表時間は通常の学会よりも多く設定され、結実的な議論が行われた。発表者のバックグラウンドは凍土学のほかに土壌物理学,地形学,自然地理学,気候学,水文学,気象学,生物地球化学,寒冷地工学など多岐におよぶ。多様な視点から,凍土・永久凍土の変動と物理過程およびそれらの気象水文,気候,生態学的な意義が論じられ,既存の学問分野をベースとする大きな学会では不可能な,学際的議論が展開された。大学院生の発表では,所属する研究室のゼミでは得られないような多様なコメントがあり,教育的に意義深いものとなった。国内における北極環境研究に対し、凍土研究者が貢献できることについて深い議論が繰り広げられた。 この研究集会は,2006年度に札幌近隣の研究者を中心に小さな集会を2度ほど持ったことがきっかけとなっている。2007年以降、低温研の共同研究集会として全国から研究者を招へいして、年に1〜2回程度研究集会を実施している。本研究集会での議論は,若手研究者の育成はもとより日本の凍土・永久凍土に関わる研究成果を国際的に広めるのに大きく貢献している。 |
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研究集会参加人数 | 20 人 |