共同研究報告書


研究区分 一般研究

研究課題

ガスハイドレート分解挙動のラマン分光
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 産総研メタンハイドレート研究センター
研究代表者/職名 研究チーム長
研究代表者/氏名 長尾二郎

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

成田 英夫 産総研メタンハイドレート研究センター 研究センター長

2

大野 浩 産総研メタンハイドレート研究センター 産総研特別研究員

3

飯塚 芳徳 北海道大学低温科学研究所 助教

4

大藪 幾美 北大環境科学院地球環境科学専攻 修士課程1年

研究目的 ガスハイドレートの分解挙動を高分解能ラマン分光法を用いて観測し、ガスハイドレートの分解時に生成する分解水の構造解析から、分解条件とガス生産挙動との関係を明らかにすることを目的とする。
  
研究内容・成果  融点直下のハイドレート分解挙動は、氷膜生成による自己保存性の発現や擬似液体層の生成などによるガス拡散率の低下などによって影響されることが考えられ、メタンハイドレート資源開発におけるガス生産挙動に大きな影響を与える。本研究では、ガスハイドレート分解過程を高分解能ラマン分光法によりその場観察する。分解の際に生成する水構造化について解析を行い、ガスハイドレートが分解する際の分解抑制効果(自己保存性)発現メカニズムを明らかにすると共に、ガス生産挙動に対する影響を定性的に評価する。
 本年度は、H型ガスハイドレートについて高分解能ラマン分光測定から、中ケージの分子振動について初めて観測に成功し、ホスト-ゲスト相互作用について定量的解析を行った。
  
成果となる論文・学会発表等 H. Ohno, M. Kida, T. Sakurai, Y. Iizuka, T. Hondoh, H. Narita, and J. Nagao,