共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
亜寒帯地域の土壌(森林、畑)におけるアンモニア酸化微生物の生態学的研究 |
新規・継続の別 | 継続(平成20年度から) |
研究代表者/所属 | 日本大学 |
研究代表者/職名 | 専任講師 |
研究代表者/氏名 | 中川達功 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
小野寺由貴 | 日本大学 | 博士前期課程 |
2 |
福井学 | 北大低温研 |
研究目的 | 亜寒帯地域の森林土壌および畑土壌におけるアンモニア酸化微生物、特にアンモニア酸化性 Archaeaの分布および多様性に関する研究を行う。 |
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研究内容・成果 | 2009年8月に北海道大学北方生物圏フィールド科学センター雨龍研究林内の針広混交林から土壌を採取した。この際、リター層は除去した。土壌のアンモニア酸化活性を調べるため、アンモニア酸化菌用培地を使用し、亜硝酸の生成を調べた。しかしながら、前年度に比べ、亜硝酸の生成は低いものとなった。2008年5月に北海道大学北方生物圏フィールド科学センター雨龍研究林において採取した森林土壌からはアンモニア酸化性アーキアのアンモニア酸化関連酵素遺伝子を検出することができなかった。しかしながら、本年度の針広混交林の土壌からはアンモニア酸化性アーキアのアンモニア酸化遺伝子がされた。さらに、その遺伝子の土壌中の含量はアンモニア酸化性バクテリアのアンモニア酸化関連酵素遺伝子量より多かった。昨年度と本年度の研究より、亜寒帯地域の森林土壌において、アンモニア酸化性アーキアの存在が明らかにされた。 |
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成果となる論文・学会発表等 |