共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
亜寒帯草本植物の遺伝的変異及びサイズ構造の多様性 |
新規・継続の別 | 継続(平成10年度から) |
研究代表者/所属 | 東北大学大学院生命科学研究科 |
研究代表者/職名 | 准教授 |
研究代表者/氏名 | 牧雅之 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
堀良通 | 茨城大理学部生物 | 教授 |
2 |
堂囿いくみ | 東北大学院生命科学研究科 | 博士研究員 |
3 |
堀江佐知子 | 東北大学院理学研究科 | 大学院博士課程学生 |
4 |
原登志彦 | 北大低温研 | |
5 |
河原崎里子 | 統数研 | 博士研究員 |
研究目的 | 地球温暖化など今後の環境変化に影響を受けるであろう植生の変化の研究は、重要な研究課題である。本共同研究では,冷温帯に生育する多年生草本の生態的および遺伝的動態を明らかにすることにより,気候変動の影響を受けやすいと考えられる草本植物の分布変化を予想することを目的としている. |
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研究内容・成果 | 2008年2月15,16日に低温科学研究所において共同研究の進捗状況および今後の展開について会合を開いた. 本年度の成果としては,クルマバハグマの集団動態に関するデータの蓄積が十分になってきたので,集団のサイズ構成に関する平衡状態の予測を行った.その結果について,会合で発表が行われた.また,この種を用いた研究の今後について,共同研究のメンバーで意見交換を行った. また,温帯域に分布するトキワイカリソウとバイカイカリソウの交雑帯の動態に関しての生態的,遺伝学的解析を行った.この2種の交雑帯は現時点では30年前の解析結果と比較して,特に変化が見られないこと,一方から他方へ遺伝子の流動が見られることなどが明らかにされた.このテーマについても会合で発表が行われ,今後の展開についてメンバーでディスカッションを行った. |
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成果となる論文・学会発表等 |