共同研究報告書


研究区分 一般研究

研究課題

針葉樹の光合成特性に関する研究
新規・継続の別 新規
研究代表者/所属 神戸大学大学院農学研究科
研究代表者/職名 助教
研究代表者/氏名 石井弘明

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

原登志彦 北大低温研

研究目的 針広混交林における針葉樹と広葉樹の共存機構を解明するために、本研究では針葉樹の光合成機能と形態の相互関係を明らかにすることを目的とした。
改良した針葉樹チャンバー  
研究内容・成果 針葉樹シュートは三次元的に葉を配置することによって様々な角度から入射する光を光合成に利用している。今年度は入射角の異なる光を照射して光合成を測定するため、LI-6400の針葉樹チャンバーの改造を試みた。従来の方向から90度回転させてシュートをチャンバー内に挿入できるように改良を加えることで、様々な角度から光を照射して光合成を測定することが可能となる。
来年度はこのチャンバーを用いて実際に測定を行う。そのための、試作品の検討と研究打ち合わせを原教授、小野助教と行った。
改良した針葉樹チャンバー  
成果となる論文・学会発表等 Ishii, H.T.,, Kobayashi, T., Uemura, S., Takahashi, K., Hanba, Y.T., Sumida, A., Hada, T. (2008) Removal of understory dwarf bamboo (Sasa kurilensis) induces changes in water-relations characteristics of overstory Betula ermanii trees. Journal of Forest Research In press.