共同研究報告書


研究区分 研究集会

研究課題

惑星系天体の衝突物理の解明
研究代表者/所属 神戸大学大学院自然科学研究科
研究代表者/職名 助教授
研究代表者/氏名 中村昭子

研究分担者/氏名/所属/職名
 
氏  名
所  属
職  名

1

石橋高 東京大学新領域 D1

2

千秋博紀 東京大学新領域 研究員

3

城野信一 名古屋大学環境学 助手

4

高木靖彦 東邦学園短大 助教授

5

和田浩二 東京大学新領域 研究員

6

杉田精二 東京大学新領域 助教授

7

門野敏彦 東京大学新領域 研究員

8

濱野景子 東京大学理学研究科 D1

9

山本聡 東京大学新領域 研究員

10

藤原顕 宇宙航空研究開発機構 教授

11

石丸亮 東京大学新領域 D2

12

阿部豊 東京大学理学研究科 助教授

13

平田成 神戸大学自然科学 研究員

14

渡邊誠一郎 名古屋大学環境学 助教授

15

三谷典子 東京大学地震研 研究員

16

大野宗祐 東京大学新領域 D3

17

松井孝典 東京大学新領域 教授

18

山本哲生 北大低温研

19

荒川政彦 北大低温研

研究集会開催期間 平成 17 年 8 月 26 日 〜 平成 17 年 8 月 27 日
研究目的 天体同士の衝突・破壊は、惑星系天体の集積において非常に重要な素過程の一つである。最近の系外惑星系の観測データの集積にともなう『太陽系』に限定しないより一般的な『惑星系』形成論構築への期待、惑星探査機による太陽系始原天体・火星・外惑星の衛星表面の詳細な観測による新しい地形の発見等を背景として、天体どうしの衝突の物理に対するより定量的・より現実的な理解への機運が高まっている。
本研究会では、実験、数値シミュレーション、理論の複数の研究グループが集まって、現在の到達点について相互の理解を深め、今後のこの分野の研究の方向性について議論を行うことで、次世代の惑星衝突理論の構築を目指す。
  
研究内容・成果 『衝突現象のスケーリング則』、『衝突と大気』、『粘弾性体・焼結体の衝突現象』について、実験・数値シミュレーション・理論の立場から、2日間にわたり発表と活発な議論がおこなわれた。参加者数・内容ともに大変盛況であり、その内容については学会誌に報告した。北大低温研を核とする共同研究がいくつか芽生えた。
  
成果となる論文・学会発表等 和田浩二,大野宗祐,中村昭子, 天体の衝突物理研究会報告,遊星人(日本惑星科学会誌),Vol.14, No.4, 202-209, 2005.