共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
氷/水界面の分子レベル構造と相転移ダイナミクス |
研究代表者/所属 | 北大低温研 |
研究代表者/職名 | 助教授 |
研究代表者/氏名 | 古川義純 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
灘 浩樹 | 産総研 | 主任研究員 |
2 |
横山悦郎 | 学習院大学 | 教授 |
3 |
丸山美帆子 | 東北大学 | 修士課程大学院生 |
4 |
小川直久 | 北海道工大 | 助教授 |
5 |
塚本勝男 | 東北大学 | 助教授 |
6 |
勝野弘泰 | 名大院理 | 博士課程大学院生 |
7 |
上羽牧夫 | 名大院理 | 助教授 |
8 |
入沢寿美 | 学習院大計算機センター | 教授 |
9 |
阿久津典子 | 電気通信大工 | 教授 |
10 |
松本喜以子 | 東京農工大 | 助手 |
11 |
松浦良樹 | 大阪大学 | 助教授 |
12 |
塚本史郎 | 東大生産研 | 助教授 |
13 |
本同宏成 | 立命館大 | 講師 |
14 |
戸田昭彦 | 広島大 | 助教授 |
15 |
金子文俊 | 大阪大 | 助教授 |
16 |
山本隆夫 | 群馬大 | 教授 |
17 |
S. Zepeda | 北大低温研 | 学振外国人特別研究員 |
18 |
F. Flin | 北大低温研 | 学振外国人特別研究員 |
19 |
宇田幸弘 | 北大低温研 | 学術研究員 |
20 |
中谷浩之 | 北大院 | 修士課程大学院生 |
研究集会開催期間 | 平成 18 年 2 月 16 日 〜 平成 18 年 2 月 17 日 |
研究目的 | 氷結晶の成長や融解などの相転移現象は、地球・惑星環境で起こるさまざまな自然現象と密接に結びついた重要な研究課題である。本研究集会では、特に氷結晶に限定することなく、広くさまざまな物質についての結晶成長・相転移現象のダイナミクスを議論する。さらに、結晶成長基礎分野での新しい研究パラダイムを構築し、新規大型研究費獲得に向けた体制作りを行うことが本研究会の重要な目的でもある。このため、本研究会は、日本結晶成長学会基礎分科会の活動の一環として共同開催とする。 |
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研究内容・成果 | 結晶成長の基礎分野で活躍する主たる研究者が一同に集まり、結晶成長や相転移現象に関する諸問題を議論した。特に今回の集会では、結晶成長カイネティクスに対する不純物分子の効果に特に焦点をあて、1件30分の講演により徹底的な討論を行った。プログラムは以下のとおり。 はじめに 古川義純(北大) Step evolution of ice crystals grown in antifreeze glycoprotein solutions, S. Zepeda (北大) Study of the temperature gradient metamorphism of snow by using microtomographic images, F. Flin (北大) 成長する結晶における界面およびステップの振動 横山悦郎(学習院大) タンパク質結晶の完全性と成長メカニズム 塚本勝男(東北大) アミノ酸の添加によって促進される方解石ステップ速度 丸山美帆子(東北大) 添加物を用いた光学異性体晶析制御のモデル 上羽牧夫(名大) エピタキシャル系におけるミスフィット転位(2) 勝野弘康(名大) 吸着子のある微斜面:吸着子被覆率の微斜面傾き依存性 阿久津典子(大阪電通大) タンパク結晶中の水のダイナミクス 松浦良樹(阪大) 超高真空中分子線エピタキシィ成長その場走査型トンネル顕微鏡観察 塚本史郎(東大) リゾチーム分子の形状がカイネティクスに及ぼす影響 本同宏成(立命館大) 高分子結晶の特異な融解キネティクス 戸田昭彦(広大) 高分子包接錯体結晶内の炭化水素分子の構造と動的性質 金子文俊(阪大) 液晶ゲル形成における分子量の効果:分子形状が変化する場合の秩序形成 山本隆夫(群馬大) 二成分完全固溶体の組成の決まり方 入澤寿美(学習院大) モンテカルロシミュレーションによる二成分完全固溶体の結晶成長 松本喜以子(東京農工大) 本研究会には、延70名の参加者があり、活発な討論が行われた。講演の内容は、小雑誌にまとめて研究会終了後に発行した。 |
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成果となる論文・学会発表等 |