共同研究報告書


研究区分 一般研究

研究課題

 海氷-沿岸相互作用の検討
研究代表者／所属 北見工業大学
研究代表者／職名 教授
研究代表者／氏名 榎本浩之

研究分担者／氏名／所属／職名
　
氏　　名
所　　属
職　　名

1

 白澤邦男 北大低温研

研究目的 沿岸地形は海氷の移動、変形、破壊などに影響を与える。このことは沿岸域の海氷変動を検討するうえで重要な要素となる。
衛星観測か求められる海氷増減、移動の原因を検討する際に考慮する必要がある。
　　
研究内容・成果 オホーツク海の衛星マイクロ波観測のパターンマッチングによる海氷移動解析から求められる海氷移動の様子、海氷厚の変化について見当を行なった。
サハリン周辺テルペニア岬付近では、風向により海氷厚の増減が観測された。これは結氷・融解という熱力学過程でなく、沿岸への海氷の圧縮、強風・うねりなどによる海氷の破壊のためと思われる変化かが観察された。
しかし、マイクロ波の空間分解能が粗いため、強度の破壊や変形が起きるとパターン追跡が困難になるという問題も見出された。
　　
成果となる論文・学会発表等 45. 戸城亮・榎本浩之・舘山一孝　(2005)　マイクロ波センサーAMSR-Eを用いたオホーツク海海氷移動解析、北海道の雪氷， 第24号， pp.3-6.