共同研究報告書
研究区分 | 研究集会 |
研究課題 |
緑藻クラミドモナスの環境応答 |
研究代表者/所属 | 岡山大学理学部生物学科 |
研究代表者/職名 | 教授 |
研究代表者/氏名 | 高橋裕一郎 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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1 |
望月伸悦 | 京都大学大学院理学研究科 | 助手 |
2 |
松田吉弘 | 神戸大学理学部 | 教授 |
3 |
白岩善博 | 筑波大学生物科学系 | 教授 |
4 |
下河原浩介 | 帝京大学医学部 | 助教授 |
5 |
神谷律 | 東京大学大学院理学系研究科 | 教授 |
6 |
広野雅文 | 東京大学大学院理学系研究科 | 助教授 |
7 |
佐藤典裕 | 東京薬科大学生命科学部 | 助手 |
8 |
小池裕幸 | 姫路工業大学理学部 | 助教授 |
9 |
斎藤達昭 | 岡山理科大学理学部 | 講師 |
10 |
大西紀和 | 基礎生物学研究所 | 博士研究員 |
11 |
福沢秀哉 | 京都大学大学院生命科学研究科 | 助教授 |
12 |
久堀徹 | 東京工業大学資源化学研究所 | 助教授 |
13 |
小保方潤一 | 名古屋大学遺伝子実験施設 | 助教授 |
14 |
田中歩 | 北大低温研 | |
15 |
皆川純 | 北大低温研 |
研究集会開催期間 | 平成 15 年 9 月 5 日 〜 平成 15 年 9 月 6 日 |
研究目的 | 本研究集会は、マクロアレイを用いて様々な環境変化に応答して発現が制御される核遺伝子の網羅的な解析の情報を交換し、今後の研究の方向性を検討するために開催する。特に、極限温度、二酸化炭素濃度、貧栄養などの細胞にとってストレスのかかる生育条件下でどのような遺伝子が発現を制御されるかについての情報交換を行い、これまでに得られて研究成果の総括を行う。さらに今後の研究の方向性についての討論を進め、これまでに日本の研究グル-プが先導してきた遺伝子発現の網羅的解析をさらに発展させる戦略についても議論する。 |
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研究内容・成果 | 本研究集会は全国から40名以上の参加者を集めて9月5日午後1時半から6日午後0時半まで行なった。1日目の午後にシンポジウム「クラミドモナスの環境応答」を行い、この分野の研究発表と討論を行なった。その後、一般参加者のポスターセッションと口頭発表を行なった。午後6時から9時まで懇親会を開き、研究者間の交流と研究討論の場を設定した。2日目の午前中は特別講演「クラミドモナスのゲノム解析の現状」について講演と討論を行ない、その後、ポスター発表と口頭発表を行なった。最後に、ミーティングの時間を設定し、次年度のクラミドモナス国際会議(神戸大会)の準備状況の報告とクラミドモナスワークショップの今後について討論した。 本研究集会では単細胞の緑藻クラミドモナス(Chlamydomonas reinhardtii)を実験モデル生物として用いた環境応答、光合成、べん毛運動、細胞サイクルなどに関する研究成果が報告された。さらに、マクロアレイを用いて様々な環境変化に応答して発現が制御される核遺伝子の網羅的な解析の情報を交換し、今後の研究の方向性を検討することができた。特に、極限温度、二酸化炭素濃度、貧栄養などの細胞にとってストレスのかかる生育条件下でどのような遺伝子が発現を制御されるかについての情報交換を行い、これまでに得られた研究成果の総括を行うことができた。さらに今後の研究の方向性についての討論も進めることができた。これまでに日本の研究グル-プが先導してきた遺伝子発現の網羅的解析をさらに発展させる戦略についても議論できたことは重要である。 |
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