共同研究報告書
研究区分 | 一般研究 |
研究課題 |
衛星による北東アジアの積雪量・土壌水分・植生パラメターの季節推移の把握 |
研究代表者/所属 | 北大低温研 |
研究代表者/職名 | 教授 |
研究代表者/氏名 | 大畑哲夫 |
研究分担者/氏名/所属/職名 | |||
氏 名
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所 属
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職 名
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01 |
鈴木力英 | 地球フロンティア研究システム | 研究員 |
02 | 矢吹裕伯 | 地球観測フロンティア研究システム | サブリーダー |
03 | 大野宏之 | 農業環境技術研究所 | 主任研究員 |
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研究目的 | 衛星の可視・近赤センサー、マイクロ波センサーの情報を用いて数多くの陸面の情報を得ることが出来る。今後、低温研における研究の中心地域の一つとなる北東アジアに焦点を絞り、その地域のデータセットの整備を行うのが目的である。分布とその変動の研究に役立つだけではなく、これらのデータは大気・水文モデルの検証データ・駆動データとして有用である。着目するのは以下のデータである。 (1)NDVI, LAI (2)アルベド分布 (3)積雪深・積雪量 (4)土壌水分 |
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研究内容・成果 | 各分担者が研究を実施し、研究集会および学会時に意見交換し、研究を進めた。以下の進展が見られた。 (1) 植生パラメター:これについては、衛星画像と地表面状態との対応が課題であったが、2000年度に取得したシベリア・ヤクーツクでの航空機観測に基づく地表面状態の分類をさらに進めた。この地域における各地表面(裸地、からまつ/積雪、あかまつ/積雪、積雪)の波長別放射特性の解析を行うことにより、衛星データのNDVI情報からLAIを取得できる可能性が示唆された。 (2) 積雪量:これについては、積雪の減少地域についての衛星把握が可能であることがわかった。SSMIの北上軌道と南下軌道で得られたマイクロ波信号が一日の朝と夕方の状態を示していることで、融解時と非融解時で信号に一定の差が見られることを利用し、融解積雪領域を同定した。それとNESDISで作成している積雪面積分布図を対照したところ、ちょうどその領域が積雪域南辺部に相当していることが確認でき、この方法で融解積雪量域を同定する可能性が示唆された。 |
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